ブーンミコ酢 ブーン系過去作まとめ

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ヒーロー演じる 第六話

72:◆XCUz.aHnWE
04/10(木) 23:18 OYYcCa6x0

( ^ω^)(……ここがモナー局長の家だお)

ブーンは以前も見かけた大きな家を前にしていた。
その家の隣はショボンの家。

( ^ω^)(……あそこで、きっと子供たちは見たんだお。
      僕の姿を)

急に胸が締め付けられた気分になるブーン。

( ^ω^)(もう考えないほうがいいお。
      今はモナー局長に謝ることだけ考えるんだお)

ブーンがここに来た理由。

それは、今回の自分の失態をモナー局長に詫びるためだった。


番組の打ち切りが伝えられてから、ブーンはショボンから聞かされていた。

今回の件はモナー局長にも何らかの影響があるだろう、と。


73:◆XCUz.aHnWE
04/10(木) 23:19 OYYcCa6x0

( ^ω^)(さて、入るお)

扉の脇のインターホンに指を伸ばすブーン。

もう少しで届く、そのときだった。

(;^ω^)「お!?」

突然扉が開かれて、誰かが転がり出てきた。

(,, Д )「く……ってぇ」

倒れた人物を見て、ブーンは唖然とする。

これで会うのは三度目。
あの不良が、再び現れたのだ。

(;^ω^)「な、なんでお前がモナーさんの家から」

(,,゚Д゚)「ん、ぁあ。なんだヒーローか。
     そういやここはTV局長のい――」

(,,;゚Д(◎=3「むごぁ!!」

投げ込まれた皿が顔面にめり込み、不良は奇声をあげる。

皿が飛んできたのは家の中からだ。

74:◆XCUz.aHnWE
04/10(木) 23:19 OYYcCa6x0

(*゚-゚)「……」

玄関で、一人の女性が不良を見下ろしていた。

(,,゚Д゚//)「な、なぁしぃ!
      話だけでも聞いてくれ。俺はどうしt――」

(,,゚(◎=3「むぐぉ!!」

(*゚-゚)「……帰って下さい、ギコさん。
    もう話すことはありませんから」

女性はそういうと扉を強く閉めた。

ギコは腫れる頬を擦りながら、不意にブーンの方を見た。

一瞬何かを求めている気がした。

だが、ブーンが声を出す前に、ギコはどこかへ走り去っていった。

75:◆XCUz.aHnWE
04/10(木) 23:20 OYYcCa6x0

( ^ω^)(……なんだったんだお?)

( ^ω^)(もう入っても大丈夫かお)

恐る恐る、ブーンは扉に手を掛けた。

開けられる玄関。

(*゚-゚)「……」

さきほどの女性、しぃが冷たい目線でブーンを見ていた。

(;^ω^)「ち、違うんだお!! 僕はさっきの人とは何の関係も無いお」

( ^ω^)「僕が用があるのはモナー局長だお」

すると、しぃはすぐに顔を変える。

(*゚ー゚)「そうでしたか。
     どうぞ、中に入ってください。お父さんも居ますから」

そういうと、しぃは奥へスタスタと歩いていく。

76:◆XCUz.aHnWE
04/10(木) 23:20 OYYcCa6x0

( ^ω^)(すぐに表情が変わったお。女って凄いお)

( ^ω^)(……ん、お父さんってことは)

色々考えながら、ブーンはしぃについていき、奥の部屋へ案内される。

一人の恰幅のいい男性が、ソファの上に座っていた。

( ´∀`)「君がブーン君か」

( ^ω^)「はいですお。モナー局長でよろしいのですかお?)

( ´∀`)「あぁ……そうモナ。
       ただ、もうすぐ局長とは呼ばれなくなるだろうが」

( ´∀`)「とにかく座るモナ」

モナーは向かい側のソファをブーンにすすめる。
首をひねりながら、ソファに座り込むブーン。

そのうちしぃがやってきて、飲み物を二人の前に出した。

77:◆XCUz.aHnWE
04/10(木) 23:20 OYYcCa6x0

( ^ω^)「……お子さんですかお? あの娘は」

しぃが去ったあと、ブーンはふと気になってモナーに聞いた。

( ´∀`)「しぃのことかモナ?
       あの娘は養子だモナ」

( ^ω^)(道理で似てないと思ったお)

( ^ω^)「……それで、あの」

ブーンは暫く言葉を選んで、口に出した。

( ^ω^)「本日は謝りに来ましたお」

( ´∀`)「……もういいんだモナ。
       過ぎたことを色々言ってもしかたないんだモナ」

( ^ω^)「それでも、言葉だけは受け取ってほしいんですお。
      本当に、すいませんでしたお」

78:◆XCUz.aHnWE
04/10(木) 23:21 OYYcCa6x0

( ´∀`)「……わかったモナ。
       言葉は受け取っておくモナ」

( ´∀`)「そしてこの件は私としても責任を取るモナ」

モナーは少し考えてから、口を開いた。

( ´∀`)「私はこれを機に局長を辞めるモナ」

一瞬ブーンは呆気にとられた。

(;^ω^)「そ、そんな!!
     モナーさんがやめる意味はどこにm」

( ´∀`)「落ち着くモナ。
       辞めると言っても仕事が消えるわけではないモナ。
       上が地方局に回してくれるそうだモナ」

( ´∀`)「引越しして遠方へ行くだけだモナ」

79:◆XCUz.aHnWE
04/10(木) 23:21 OYYcCa6x0

日が傾き、夜が訪れる。

ブーンはモナー局長の家を出てきた。

( ^ω^)(……ふぅ)

もうじきこの家も無くなってしまうのだ。
言い様の知れない寂しさをブーンは感じていた。

( ^ω^)(引越しは一ヶ月後……急な話だお)

(  ω )「せめて番組の終わりくらい見てくれてほしいものだお」


辺りが暗くなり、ブーンはトボトボと歩いていく。

自分がしてしまったことは取り返しの付かないことだ。
いくら謝っても変わらない。
ならば、どうする?

  _
( ゚∀゚)「いいか、必要なのは行動だ」

  _
( ゚∀゚)「『本当のヒーロー』ってのも、なんとなくわかってきた」


ジョルジュの言葉が微かに蘇った。

[ 2008/05/25 00:27 ] 中篇まとめ | TB(0) | CM(0)

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