ブーンミコ酢 ブーン系過去作まとめ

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ヒーロー演じる

62:◆XCUz.aHnWE
04/06(日) 16:30 AcwG4VCl0

( ゚∋゚)「ヒソヒソ」( ><)「ゴニョゴニョ」
(=゚ω゚)ノ「げ、ブーンだ!」

さっさと散り散りになる子供たち。
ブーンはその様子を寂しげに見つめていた。

(;^ω^)(どういうことだお……これは)

ブーンは首を傾げるしかなかった。
子供たちの内緒話が、時々耳に入ってくる。
何を話しているかはすぐにわかった。

( ゚∋゚)「……ブーンさぁ、どっかの大きな家で金盗ってたんだって」

( ><)「こわいです!! ホントは悪い奴です」

(;^ω^)(ブーンがショボン社長の家でお金を盗もうとしたこと、すっかりばれてるお……)

川 ゚ -゚)「この前不良にあっさり倒されてたな」

(*゚∀゚)「アヒャヒャ!! だせ~」

(; ω )(うぅ……こりゃきついお)


63:◆XCUz.aHnWE
04/06(日) 16:31 AcwG4VCl0

結果は子供たちの陰口ばかりでは終わらなかった。
番組の視聴率もがた落ちしていたのだ。

かつては勢いに乗っていた撮影も、一気に険悪なムードが流れていた。

(;´・ω・`)「これは……もうだめなのかもしれない」

ショボン社長の絶望的な言葉をよく耳にするようになった。

(  ω )(もう、だめなんだお。
     みんなブーンのせいなんだお)

川 ゚ -゚)
( ゚∋゚)
( ><)

子供たちが白い眼でブーンを見つめてくる。

(  ω )(そんな眼で……みないでくれお)

視線を反らしても、白い眼は目に映ってきた。

  _
( ゚∀゚)
(=゚ω゚)ノ
(*゚∀゚)

(  ω )(こっちもかお……
     ホントにもう、僕は……)


(;^ω^)「って、ジョルジュさん!?」

64:◆XCUz.aHnWE
04/06(日) 16:31 AcwG4VCl0

  _
( ゚∀゚)「よぉ、ブーンじゃねぇか」

ジョルジュは子供たちに混じって戯れていたようだ。
ブーンが寄ると、子供たちは遠ざかったがジョルジュは動かない。

( ^ω^)「あの……ジョルジュさん」

(  ω )「この度は本当にすいませんでしたお」
  _
( ゚∀゚)「ん、なんだ。俺に謝るなんて。
     まぁ、番組は潰れるかもしれない。
     だがな、別にいいんだ。俺はまた別の脚本書いて別の番組を作ればいい」
  _
( ゚∀゚)「それに……『本当のヒーロー』ってのも、なんとなくわかってきたしな」

( ^ω^)「ほ、本当ですかお!?
      いったいどんなことなんで」
  _
( ゚∀゚)「なんとなく、だ。わかったわけじゃねぇ。
     最終的にはお前が感じたままに示してくれ。演技として、子供たちに伝えるんだ」
  _
(  ∀ )「多分もうすぐにそのときはくるだろうがな……」

65:◆XCUz.aHnWE
04/06(日) 16:32 AcwG4VCl0

(;^ω^)「……番組が打ち切られるってことですかお?」
  _
( ゚∀゚)「あぁ、そのことも念頭に置かなくちゃならねぇな。
     考えたくはねぇが、今回の視聴率低迷は致命的すぎる」

(; ω )「ホントに、なんとお詫びしたらいいか」
  _
( ゚∀゚)「いくら謝ったって何も変わらねぇよ。
     打ち切られたって番組がすぐ消えるわけじゃねぇからな」
  _
( ゚∀゚)「いいか、必要なのは行動だ。答えを示すことだ!
     例え視聴者がたった一人になろうと、決して手を抜くなよ!」

力強い言葉は、威厳に満ちていた。

(;^ω^)「はいですお!」
  _
( ゚∀゚)「あぁ。
     さて、そろそろ行っていいぞ。
     俺はこのガキどもと遊んでるわ。ひょっとしたら答えはこの中かもしれねぇ」

ブーンは頷いて、ジョルジュから離れた。
背後からジョルジュの戯れの声が聞こえる。

66:◆XCUz.aHnWE
04/06(日) 16:32 AcwG4VCl0

  _
( ゚∀゚)「いくぞ、こうだガキども」

  _
( ゚∀゚)o彡゜「おっぱい! おっぱい!」

川 ゚ -゚)o彡゜
( ゚∋゚)o彡゜
( ><)o彡゜
( ゚∀゚)o彡゜
(=゚ω゚)o彡゜
(*゚∀゚)o彡゜
「「「「「「おっぱい! おっぱい!」」」」」」

67:◆XCUz.aHnWE
04/06(日) 16:33 AcwG4VCl0

――TV局――

(;´・ω・`)「それは本当なのですか、局長」

( ´∀`)「……そうモナ。残念ながら。
      TV局側として、あの番組を維持することは難しいモナ」

わかっていたことではあった。
視聴率が落ちた番組に待ち受ける現実。
ショボンはしっかりわかっているはずだった。

それでも、何故か悔しかった。

自分が期待していたからだろう。
ブーンという存在。

彼が、ジョルジュから求められていた人材にかなり適していたことに。

(´・ω・`)(……すまない、ジョルジュ。
      番組は、もうだめなんだ。
      お前の言っていた番組には、まだなっていないのに」

(´ ω `)(本当のヒーローを子供たちに見せてあげたいと、望んでいたお前には、残念なことだ)

68:◆XCUz.aHnWE
04/06(日) 16:33 AcwG4VCl0

ショボンはスタジオ会社に勤めて数年後にジョルジュに会っていた。
新しい番組の立ち上げのために、ショボンはジョルジュに接したのだ。

ショボンはジョルジュと意気投合した。

そのころ、ショボンが勤めていたバーにジョルジュはよく立ち寄った。
そこで、ジョルジュは昔話をしてくれた。

ジョルジュの育った地域には、ガキ大将がいたそうだ。
ただ横暴を振るうような、武力重視の人間ではない。
ヒーローと呼ぶに相応しい人間だった。

  _
(*゚∀゚)「俺は常々思うんだ。
     最近のガキは、いい大将を持ってねぇ。
     尊敬できるヒーローがいねぇ」

  _
(* ∀ )「俺は、そんなガキに見せてやりてぇんだ。
     俺が見てきたようなヒーローってもんをよぉ」

バーボンに酔って、赤ら顔で、ジョルジュは自分の夢を語った。

その後、番組は完成し、放送された。

現在のヒーローシリーズの原点である。

69:◆XCUz.aHnWE
04/06(日) 16:33 AcwG4VCl0

( ´∀`)「番組は打ち切りモナ」

モナーの言葉が寂しく漂う。

(´ ω `)「スタジオのみんなには、私から言っておきます」

( ´∀`)「頼んだモナ。
       ジョルジュ君も可哀想に……今回は力が入ってたモナ」

(´・ω・`)「彼はそんなに弱い者ではありません。
       たとえ打ち切りになったとしても、最後は綺麗に締めてくれるはずです」

それはジョルジュの実力から言えたことだし、
それにショボンはまだ終わりではないと感じていた。

(´・ω・`)(きっと、きっとやってくれるはずだ。
       ジョルジュ、お前を信じている)



翌日、ショボンは番組打ち切りをスタジオに知らせた。

番組を終わらせる時間は一気に短くなる。
初放送の日から半年で番組は終わるという結果になった。

当然、撮影はもっと先に終わらせなければならない。
撮影だけで見れば、残り二ヶ月もなかった。

[ 2008/05/25 00:25 ] 中篇まとめ | TB(0) | CM(0)

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