ブーンミコ酢 ブーン系過去作まとめ

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ヒーロー演じる 第四話

47:◆XCUz.aHnWE
04/03(木) 23:09 hkzoQUXN0

 「……よくここまで成長したニダ。
       だが……まだまだ上はいるニダ。
       諦めるなら……今のうち……ホルホルホル!!」

それが、ニダーの最期の言葉。
敵幹部は不敵に笑い、何かのスイッチを押す。


巨大な基地が点滅し、光が漏出する。
やがて、巨大な爆発が凄まじい勢いで粉塵を巻き上げ――轟音が響き渡り――






( ・∀・)「はい、カ――ット!!
      ヒートォ! 火薬多いんだよバーカ。何も見えねえしうるせぇぞ」

ノパ⊿゚)「いいじゃねぇかよ!! 監督。
     爆発させときゃとりあえず燃えるんだよ!! ハリウッド的に」


(;^ω^)「……」

いつものやり取りの最中、ブーンの顔色が青いことには誰も気づかなかった。

やがて、野外撮影は終わり、ブーンたちはスタジオへと帰っていく。


49:◆XCUz.aHnWE
04/03(木) 23:10 hkzoQUXN0

(;^ω^)(ドクオは……今日は遊びに来てないお。
     そういえばここ最近姿を見てないお……)

スタジオを見回して、ブーンは肩を落とした。

(´・ω・`)「やぁ、みんな撮影ご苦労だった。
      いいペースで来ている。これからも頑張ってくれ。
      それじゃ、今日は帰っていいぞ」

ショボンの言葉で、皆一様に帰っていく。

ブーンはショボンが帰るときまで待つことにした。
いつも通りならショボンはスタジオを一番最後に出る。
ブーンは適当に説明をして、ショボンの家に行くことを決めていた。


(´・ω・`)「……さて、そろそろ帰るか。
      ん? どうした、ブーン君」

(; ω )(……作戦開始だお)

ひどく汗ばみながら、頭の中でショボンの家へ行くための嘘を反芻して、ショボンへ近づくブーン。

(´・ω・`)「おや、ブーン君まだいたのかい?
      ……そうだ、ちょうどいい。うちに来てみないか?」

(;^ω^)「ほぇ!?」



(あれ、ブーンじゃないの。ショボン社長と一緒……)

人の居なくなったスタジオから出てくる二人をたまたま見ている人がいた。

50:◆XCUz.aHnWE
04/03(木) 23:11 hkzoQUXN0

(*'A`)「うは~、いっぱい溜まったなぁ」

あるアパートの一室――ドクオの住まい。

ドクオはクローゼットの中を見て感傷に浸っていた。
そこに垂れ下がっているのは、臨時収入で得たコスプレの品の数々である。

(●A●)「ブーンは変身するとこんなんになるんだよな。
     あとはマントでもあれば完璧なんだが、流石にスタジオも貸してくれなかったなぁ~」

(●A●)「ブ―ン、ブ――ン!!
      ブ―ン身の術ぅ、影ブ―ン身の術ぅ!
      ブ―ン流奥g」

(,,゚Д゚)「よう、邪魔するぞ」

●●ヾ(;'A`)「あ、どもですギコさん。
        何で中に入れたんすか!?」

(,,゚Д゚)「合鍵ならこの前作っといた。
     ま、今日はよく約束どおりここに居てくれたな」

(*'A`)「そりゃぁ、あんだけ金をもらえたらグッズ買えるんで、それだけで幸せですよ」

さきほど、クローゼットの中にあったものは、この金で得たものである。

(;'A`)(とはいえ、こいつはあの時の不良。
    そいつが俺んちに来てとにかくスタジオには行くな……
    こりゃぁ十中八九ブーンが関わってるに違いねぇ。まぁ俺にゃ関係ねぇが)

51:◆XCUz.aHnWE
04/03(木) 23:12 hkzoQUXN0

('A`)「ところでギコさん。
    今日はちゃんと俺はここに居たんだし、もう出かけたいとも思いませんから、安心して帰ったらどうですか?」

ドクオ自身、不良であるギコと一緒にいていい気分ではなかったのだ。

(,, Д )「いや、このまま帰るんじゃまずいんだよこれが」

(,,゚Д゚)「ほら、わざわざ無事で無さそうに装った人間が、ピンピンしてる姿で出てきたら、どんな馬鹿でも変だと思うだろ?
    このままじゃぁ、いけねぇなぁ」

(;'A`)「ちょ、ちょっと待って下さいよ、ギコさん!!
    だって俺はそんな話きいてないし、何だったらこのまま数ヶ月引きこもっても」

(,,゚Д゚)「ブーンがここに来たらどうするんだよ?
     あいつのことだ。心配してすぐにここに来るだろうよ」

(,, Д )「第一、俺だってわかってんだぜゴルァ」

(,,#゚Д゚)「あんとき俺の狩りの邪魔した一番の原因はお前だってことぐらいなゴルァ!!」

(;'A`)「ひぃぃいぃぃぃぃいいぃ!!!」

無我夢中でギコを突き飛ばし、部屋を飛び出すドクオ。

52:◆XCUz.aHnWE
04/03(木) 23:13 hkzoQUXN0

(;'A`)「はぁ……はぁ!!」
ドクオは夜の街を疾走する。
人通りは少ない。だから追ってくるものはすぐドクオがわかるだろう。
だが大通りまで出れば、ドクオは無事でいられるかもしれない。

(,,#゚Д゚)「待てゴルァ!!」

後ろからギコの罵声。かなりの大声だ。

(;'A`)「クソ、うるせぇよあの野郎め!」

悪態をつき、角を曲がるドクオ。
瞬間、その身体がライトに照らされる。

(;'A`)「バ、バイク!?」

動揺するギコの前で、バイクの乗り手が話しかけてくる。

(==)「あなたがブーンの友達のドクオ?」

バイクの乗り手はヘルメットをつけたまま。

(;'A`)「そ、そうですけどあんた、誰でs」

(==)「よかったぁ。一度ブーンに写真見せてもらったことがあったからわかったの!!
     急用なのよ、乗って!」

わけがわからないまま、半ば強引にバイクに乗るドクオ。
バイクの乗り手は自分のヘルメットをはずした。
ウェーブがかった髪が肩に垂れ下がる。

ξ゚⊿゚)ξ「あたしの名前はツンよ。ブーンの知り合いなの。
      とにかく今は急ぐわ。
      ブーンのピンチなのよきっと」

53:◆XCUz.aHnWE
04/03(木) 23:14 hkzoQUXN0

シ(=A=)「あ、あのピンチってなn――うはww何も見えねw」

ξ゚⊿゚)ξ「あんたが被っといたほうがいいわ。
      誰かに追われてるみたいだからね」

一瞬何故かとドクオは思ったが、後ろから聞こえてくるギコの声に気づいて納得した。

ξ゚⊿゚)ξ「いくわよ!」

バイクは急旋回してその場を走り去る。

ドクオは一瞬振り向いて、ギコがこっちを見ているのに気づいた。
果たしてドクオに気づいていたのかは定かではない。
だが、ギコは確かに叫んだ。

(,,#゚Д゚)「ちくしょぉお!! こうなりゃ実力行使だゴルァ!!!」


(=A=)「……それで、ブーンにいったい何があったんすか?」

ξ゚⊿゚)ξ「えぇ、ショボン社長の家に案内されてたわ」

ξ ⊿ )ξ「はっきり言うわね。
       社長の家につれてかれて無事でいられた男はいないわ」

54:◆XCUz.aHnWE
04/03(木) 23:15 hkzoQUXN0

(;=A=)「い、いったい何があるっていうんですか!?」

ξ////)ξ「い、言えないわよ、そんなこと! 知りたくもない」

(;=A=)「さっきはっきり言うって……てか何で怒るんd」

ξ////)ξ「うるさいわね!!
       とにかくブーンを助けなきゃなのよ!!」

(;=A=)「……どうしてそんなにブーンを助けたいんですか?」

ξ////)ξ「……」

(;=A=)「……ツンさん?」

ξ ⊿ )ξ「……落とすわよ?」

(;=A=)「!! すんません……でした」



――ショボン宅――
(==)ヾ('A`)「はー、でかい家ですね、さすが社長。
         しかし隣の家もでかいんですね」

ξ゚⊿゚)ξ「えぇ、ショボン社長の家の隣はモナーTV局長の実家なのよ。
      ショボン社長はモナーTV局長の強い信頼を受けているの。
      それで隣に、大きな家をもらったのよ」

55:◆XCUz.aHnWE
04/03(木) 23:16 hkzoQUXN0

――ショボン宅内――

(; ω )「はぁ、はぁ……うっ」

荒い息遣いを漏らすブーン。

(;^ω^)「危なかったお……まさか――」

ベッドの上で寝転がっているのは、ショボン。
気を失っている。

( ^ω^)「まさかいきなり後ろから抱きつかれるとは思ってなかったお。
      数々のバイトで鍛えた僕だから返り討ちにできたんだお」

( ^ω^)「……これでやりやすくなったお」

ブーンの踏ん切りはついた。
ショボンが寝ていることを確認して、室内を徘徊する。

( ^ω^)(ショボンさんの財布を見つけたお。
      カードもあるお。これで銀行から……)

(;^ω^)(いや、それはさすがにひどいお。
     非人道的だお。かーちゃん悲しむお)

( ^ω^)(現金でいいお。金はしっかり持ってきたと言えばそれで)

ブーンは若干震える手で、ショボンの財布に手を掛ける。
自分のがなったことないほど札の詰まった状態の財布。
そこから数枚を引き出して、盗ろうとする。

(;^ω^)(ごめんだお……ショボンさん。ドクオのためなんだお)

再び荒くなる息遣い。
それを振り切るように、一気に行動しようとしたときだった。

56:◆XCUz.aHnWE
04/03(木) 23:17 hkzoQUXN0

突然手が伸びて、ブーンの腕を掴む。

驚いて顔を引くブーン。

ξ ⊿ )ξ「何してるの、ブーン」

声に気づいて顔を向ける。

(;^ω^)「ツン!? なんでここにいるんだお!!?」

ξ#゚⊿゚)ξ「いいから!! どうしてこんなことをしてるのか言いなさいよ!!」

(;^ω^)「ちょ、ちょっと待つお!
     実はドクオが人質にとられてて、それでショボン社長のとこから金盗って明日渡さないとドクオが」

('A`)「なるほど。俺がボコボコにされると言われてたんだな」

(;^ω^)「そうだお! ドクオがぼk」

(;゚ω゚)「ってドクオぉおぉぉお!!?」

('A`)「おう、元気だぜ。
    しかしまぁ、何の証拠もないのにそんな不良の言うことを信じるとは」

ξ#゚⊿゚)ξ「ホントよ! 少しは頭使って考えなさい!
       全くどうしてそんなにお人好しで馬鹿正直でとんちんかんで」

(;^ω^)「なんでツンが怒るんだお?
     ていうかなんでツンがいるんだお?」

57:◆XCUz.aHnWE
04/03(木) 23:18 hkzoQUXN0

('A`)「カクカク」ξ゚⊿゚)ξ「シカジカ」
( ^ω^)「オー、アイシーだお」

説明が終わると、ブーンは財布を元の場所に置いた。

( ^ω^)「ショボンさんはこのままでいいお。
      何があったか話す必要はないお」

(;'A`)「あぁ、しかし何があったんだ? ブーン」

( ^ω^)「……聞かないほうがいいお」

ξ;゚⊿゚)ξ「て、ていうかガラス戸で外に丸見えじゃない!
       カーテンくらい閉めなさいよ、恥ずかしい」

ツンはガラス戸へ近づく。
と、そこで地面の異変に気が付いた。

ξ゚⊿゚)ξ(足跡……小さい。ひょっとして子供の)

このとき、ツンが感じた不安はすぐに現実のものとなるのだった。

やがて三人はショボンの家から去っていく。

58:◆XCUz.aHnWE
04/03(木) 23:18 hkzoQUXN0

数時間後――ショボン宅前――

(,,゚Д゚)「は、さっさと自分らでやっちまえば良かったんだよなゴルァ」

不良たちは集まっていた。
目をつけた金持ち、逃すわけにはいかない。
ギコの目には金だけが映っていた。
このときまでは。

( ^Д^)「まったくだなギコ。
      しかし、そっちより隣の家のほうがでかくて金もってそうじゃねぇか?」

不良の中で最もギコに近い位置にいる男が指差した。
それは、モナーTV局長の家。

(,,゚Д゚)「そうか、プギャー。
     ならそっちの家を次のカモに――」

(,, Д )「!! ……ダメだ」

何かに気づいたギコ。様子が一変する。

( ^Д^)「おいど~したギコ?
      まさかビビッたんじゃないだろぷgy」

(,,# Д )「今日の狩りもやめだ!!
      ここではやれない」

ギコが一喝する。
不良の大半は震え上がるが、プギャーだけはまだ気にしていない。

( ^Д^)「おいおい、ホントにどうしちまったんだよギk」

(,,#゚Д゚)「黙って帰れっつってんだよてめぇらぁ!!」
     さっさと消えろぶっ殺されてぇのかゴルァ!!?」

その言葉で、とうとうプギャーまでもが押し黙る。
それは、不良たちを束ねる男の本気の怒りだった。

(,, Д )(……けっ、情けねえ)

[ 2008/05/25 00:20 ] 中篇まとめ | TB(0) | CM(0)

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