ブーンミコ酢 ブーン系過去作まとめ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

ヒーロー演じる 第三話

35:◆XCUz.aHnWE
04/02(水) 23:54 5FS+v9L80

公園に、子供の声が響く。

(=゚ω゚)ノ「あれ……あれブーンさんじゃね!?」

子供たちの一人が彼に気づく。
次々と寄せられる好奇の視線。

( ^ω^)(お、ばれたかお)

すっかり馴れた様子のブーン。
散歩の足取りを遮るように、子供たちが駆け寄ってきた。

( ><)「すごいです! 初めてみるです!」

あっという間に、子供たちがブーンを取り囲んでしまった。

( ^ω^)「おっおっお。押すんじゃないお。
     全く、ヒーローも楽じゃないお」

とはいえ、内心ではかなり喜んでいるブーン。


この人気の答え、それは単純明快。

彼の主演している番組が、放送開始されたからだ。


37:◆XCUz.aHnWE
04/02(水) 23:55 5FS+v9L80


長年特撮ヒーローものを放送してきた番組枠。
視聴者の中には今の子供たちも、昔からのファンも大勢いる。
その力は大きかった。
それにブーンの幼い性格も視聴者には大うけしていた。

(;^ω^)(実は素だお。
     でも、演技が上手くて自然と見られてるお。
     ラッキーだお)

ブーンは詳しくは知らなかったが、ショボンたちによるとかなりの人気番組となっているらしい。
事実こうして、ブーンを囲ってくる子供たちを見る限り、人気は高いのだろう。

( ^ω^)(これは当たりだお。
      今まで9個のバイトをクビになったけど、これで帳消しだお。
      かーちゃんにも顔向けできるお)

ブーンの人生は好転し始めていた。


だが、騒動の幕開けはもうすぐだった。

38:◆XCUz.aHnWE
04/02(水) 23:56 5FS+v9L80

⊂〓〓( ^ω^)〓〓⊃「ブ―ン、ブ――ン!!」

濛々とたかれるスモーク。迸る閃光。
視界は相変わらず悪いが、ブーンは着替えを終えていた。

( ●ω●)「変身だお」

<:ヽ`∀´>「……普通それは変身する前の台詞ニダ」

( ;●ω●)「し、しまったお……」

< ヽ`∀´>「まぁいい。ここまでよく抵抗したニダ。
       でも終わりニダ! ここがお前の墓場ニダ!」

襲い掛かってくる敵幹部、ニダー。
それに対し、冷静に腕を広げるブーン。

⊂〓〓( ●ω●)〓〓⊃「悪行もここで終わりお!
       ブーン身の術!!」

暫くして、ニダーへ向かって駆けていくブーン。
今、敵幹部の一人との死闘が幕開けたのだった。

39:名無しさん
04/02(水) 23:57 5FS+v9L80

( ・∀・)「カ――ット!!」
監督の声が響く。

本日の撮影は終わった。


( ^ω^)(今日の撮影は楽しかったお。
     放送されるのは何ヶ月か後だけど、みんな楽しんでくれるといいお)

撮影所から去ろうとするブーン。
その足取りは軽かった。

視聴率はいい。日に日に上がっていると聞く。

去り際、たまたま会った社長にブーンは褒められていた。

(´・ω・`)「本当に、上手くいってよかった。
      君のおかげだよ、ブーン君」

ブーンの気持ちは高揚するばかりだった。

夕暮れの道を、ブーンは自宅へ向かって歩んでいく。

(*゚∀゚)「あ! あれ」
(゚∋゚)「ブーンだ!」
川 ゚-゚)「ホントだ~」

ふと声に気づくいて、ブーンが振り返ると、子供たちが寄ってきた。

( ^ω^)(お、良く見たら三人とも、あのとき公園にいた子供たちだお)

あのとき、そうブーンがショボンに目をつけられたとき。


(*゚∀゚)「サインくれ、サイン~」

こんな感じで執拗にねだってくる子供たち。

41:◆XCUz.aHnWE
04/02(水) 23:58 5FS+v9L80

( ^ω^)「わかったお。サインはやるからちょっと」

(,, Д )「へぇ、ヒーローってのはすごい人気なんだな」

突然、誰かが声を掛けてきた。

( ^ω^)「そうだお、いつもこんなふうに子供に囲まれて大変だ……」

(;^ω^)「お!?」

聞き覚えのある声にぞっとして振り返るブーン。

(,,゚Д゚)「久しぶりだな。ブーンって言うのか。
    いつか、公園で会ったなぁ」

ブーンの記憶がまざまざと蘇る。


あのとき、あの公園でショボンを狩っていた不良。
そのリーダー格の男が今、目の前にいる。

42:◆XCUz.aHnWE
04/02(水) 23:59 5FS+v9L80

ブーンは危機を感じて子供たちを背後に送る。

(;^ω^)「な、なんの用だお」

(,,゚Д゚)「いやなに、そんな怖がらなくていいだろ。
    ちょっと話したいことがあっただけさ。
    大人しくきてくれないか」


(゚∋゚)「なんだよ~あんときの不良じゃんか」
(*゚∀゚)「やっちまいなよ、ブーン。さっさと変身してさぁ」

子供たちは軽々と言ってのける。

(  ω )(でも、この子たちのいうとおりだお。
     ボクは今ヒーローだお。
     こんな奴にビビッてどうするお)

(#^ω^)「悪いけど、僕はそんな話聞きたくもな――」

突如、鈍い音がブーンを包む。

(;゜ω゜)「お、おぉ……」

川; ゚ -゚)「あ……」

唖然とする子供たちの前で、ブーンは無様に倒れた。

(,,゚Д゚)「は、いっちょまえにかっこつけやがって」

不良は気を失ったブーンを抱えて去っていく。

呆然とする子供たちを残して。

43:◆XCUz.aHnWE
04/02(水) 23:59 5FS+v9L80

Σ(;#)ω^)「……お!?」

ブーンが目を覚ましたのは、薄暗い廃屋の中。
痛みのする頬を摩ろうとして、腕が動かないことに気づいた。

(;#)ω^)「縛られてるお……」

(,,゚Д゚)「よぉ、目覚めたかヒーローさんよぉ」

ハッとしてブーンが見た先には、ギコの姿があった。

( #)ω^)「いったいどうしてこんなことするお!!
      早く解放しないとひどい目に」

ブーンの腹に深い一撃。
ギコの足によるもの。

(;#)ω゜)「く……お」

(,,゚Д゚)「頼みごとだっつってんだろゴルァ」


(,,゚Д゚)「金をとってこいよ。あのショボンって奴んとこから」

44:◆XCUz.aHnWE
04/03(木) 00:00 hkzoQUXN0

(;#)ω^)「や、やだお」

( #)ω^)「ブーンはヒーローだお!
      絶対悪に屈しないお!」

(,,゚Д゚)「あぁ、よくもまぁそう抵抗してくれる。
    だが、もちろんただやれっていうわけじゃねぇ」

(,,゚Д゚)「てめぇの友達のドクオって奴、居場所はわかってるんだぜ」

(;#)ω^)「ド、ドクオに何するつもりだお!!」

(,,゚Д゚)「人質だゴルァ!!
     いいか、ショボンの家から金を盗め。
     明日の夜だ。そして明後日公園で俺に渡せ」

(,, Д )「失敗したら……ドクオがどうなるか、わかってんだろうなぁ?」


やがて、ブーンは解放され、夜の街をふらふらと歩いた。

明日への不安を残して……

[ 2008/05/25 00:16 ] 中篇まとめ | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://boonroop.blog5.fc2.com/tb.php/96-6cfedb29








上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。