ブーンミコ酢 ブーン系過去作まとめ

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( ^ω^)ブーンが仙人になるようです

作者さんのレスより

1 : ◆NSLJ9MOI8s :06/12/13 05:26:42 ID:G1XXaTpe
本スレに投下するには長すぎるのでお邪魔させて頂きます。
むしゃくしゃして芥川龍之介の「杜子春」をインスパイアした。
後半厨展開になるが反省はしていない。



2 : ◆NSLJ9MOI8s :06/12/13 05:27:21 ID:G1XXaTpe
ある晴れた日の昼下がり。

一人の若者が壷帝国の首都、美府(びっぷ)の西門の傍で空を見上げていた。

(ヽ'ω`) 「・・・・・」

彼の名はブーン。
彼は大富豪の一人息子だった。しかし今の彼は一文無しだ。
財産を使い果たしていまったためである。

美府は当時の世界最大の都市だった。
中でも小説劇場には、素晴らしい小説が次々と投下され、それは止むことが無かった。
恋愛、ホラー、SF、童話、お笑い・・・ありとあらゆるジャンルがあり、人々はそれらを心ゆくまで楽しんでいた。


だがそれは彼には何の意味も持たなかった。
彼は、夕暮れ時になってもなお、西門の傍で空を見上げていた。

(ヽ'ω`) 「お腹空いたお・・・僕は今夜寝る場所も無いお」

彼は自分自身に対してつぶやいた。

(ヽ'ω`) 「こんな人生なら、川に身を投げて芯だ方がマシだお」


3 : ◆NSLJ9MOI8s :06/12/13 05:27:58 ID:G1XXaTpe
その時、どこからともなく片目の老人がブーンの前に現れた。
沈みゆく太陽を背にした彼は、大きな影を門に投げかけていた。
彼はブーンを見下ろしながら言った。

/ ,' 3 「おぬしは何を考えている?」

ブーンは答えた。

(ヽ'ω`) 「・・・・!? 僕ですかお?今夜の寝床も無くてこれからどうするか途方に暮れてますお」

老人の突然の質問に驚いたブーンは、思わず本音で答えてしまった。

/ ,' 3 「そうか。それは気の毒に」

老人はそれから少し考え込み、そして言葉を続けた。

/ ,' 3 「だが良いことを教えてやろう。おぬしの影の辺りを掘ってみなさい。
     そうすれば、きっと両手に持ちきれないくらいの金を見つけることができるじゃろう」

ブーンはとても驚いて聞き返した。

(ヽ゚ω゚) 「ほ、本当ですかお!?」

しかし、もうそこには老人の姿は無かった。
夜空には月が白く輝いていた。


4 : ◆NSLJ9MOI8s :06/12/13 05:28:43 ID:G1XXaTpe
次の日、ブーンは美府一の大金持ちになっていた。
あの老人の言う通りだった。
教えられた場所を掘ってみたら、金銀財宝が山ほど埋まっていたのだった。

大金持ちになったブーンはすぐに立派な家を買い、皇帝ひろゆきにも負けないくらいの贅沢な暮らしを始めた。
面倒な自炊を辞め、外食をしてみたり、
エロDVDとオナホを買占め、ラブホを連日貸切にしてオナニーに興じてみたり、
マックのポテト大量購入して食してみたり、
トイレットペーパーを使わず諭吉で拭いてみたり、
ゲーセンで一日中ゲームやってみたり、
諭吉さんをばら撒いてみたり、
スーパーで「半額」のシールにあまり反応しなくなったり、
PS3を億単位の額で落札してみたり、それはもうここに書ききれない贅沢ってレベルじゃねーぞ!であった。

( ^ω^) 「おっおっお!楽しいお!」

たちまちブーンの富豪振りは美府中の噂となり、
今までブーンが極貧にあえいでいた時期には見向きもしなかった友人達が、
連日、ブーンの豪邸に遊びにくるようになった。
 _
( ゚∀゚) 「豪遊!豪遊!」
( ><) 「お金貸して欲しいんです><」
('A`) 「風俗連れてってくれるって本当か!?」
< `∀´>  「ブーンはウリの心の友ニダ!」
(*‘ω‘ *)  「みかんいっぱい食べたいぽっぽ!」
(  `ハ´) 「評価してやるアル」
( <●><●>) 「おごってくれるのはわかってます」
| ^o^ | 「ブーンハジマタ\(^o^)/」
(=゚ω゚)ノ 「ブーンは太っ腹だぃょぅ」
( ´_ゝ`) 「ときに欲しいフィギアがあるのだが」


5 : ◆NSLJ9MOI8s :06/12/13 05:29:11 ID:G1XXaTpe
ブーンは彼らと毎日、贅の限りを尽くした宴会を開いた。
さらに恋人もできた。

ξ゚⊿゚)ξ 「べ、別にアンタなんか好きな訳じゃないからね!」

(*^ω^) 「ツンは何が欲しいお?何でも買ってあげるお!」

ξ///)ξ  「バ、バカ」

ブーンは彼女に貢ぐようになりますます金使いが荒くなった。

しかし、途方もない財産も無限ではない。
一年、二年とそうした暮らしをしていくうちに、
ブーンはまた元の貧乏に戻っていった。

そうなると人間は薄情なもので、今まで毎日来ていた友人たちも、
一人、また一人と段々訪ねてきてくれなくなっていった。

そして三年目、ついに家も失い、元通りの一文無しに戻った頃には、
美府の街に、彼に一杯の水さえ恵んでくれる人間はいなくなった。

(ヽ'ω`) 「お腹空いたお・・・誰か恵んで欲しいお・・・」

( ><) 「お金の無いブーンに恵んでやるものなんて無いんです><」
| ^o^ | 「ブーンオワタ\(^o^)/」
<ヽ`Д´>  「お前は誰ニカ?乞食はあっち行けニダ!」
(´・ω・`) 「しらんがな」
(  `ハ´) 「汚物は消毒アル!」

(ヽ'ω`) 「みんな・・・ひどいお」


6 : ◆NSLJ9MOI8s :06/12/13 05:31:13 ID:G1XXaTpe
そしてその日もブーンは、三年前のあの日のように街の西門の傍で途方に暮れていた。
するとやはり昔のように、片目()の老人が、どこからか姿を現して、

/ ,' 3 「おぬしは何を考えている?」

と声をかけてきたのだった。

ブーンは恥ずかしくてしばらく返事ができずにうつむいていたが、
老人が親切そうに同じ問いをまた繰り返したので、

(ヽ'ω`) 「今夜の寝床も無くてこれからどうするか途方に暮れてますお」

と、恐る恐る答えた。すると老人はやはり、

/ ,' 3 「そうか。それは気の毒に。
     だが良いことを教えてやろう。おぬしの影の辺りを掘ってみなさい。
     そうすれば、きっと両手に持ちきれないくらいの金を見つけることができるじゃろう」

と前回と同じ助言をし、また人ごみの中に掻き消えるかのように隠れてしまった。


7 : ◆NSLJ9MOI8s :06/12/13 05:31:43 ID:G1XXaTpe
ブーンは翌日からまた美府一の大金持ちに返り咲いた。
友人達も、

|;^o^ | 「ナンテコッタイ/(^o^)\」
< ;`∀´>  「この前は誰か気づかなかったニダ!気にしないで欲しいニダ!」
(;´・ω・`) 「君ならきっとセレブに返り咲けると信じていたよ」
(;><) 「また遊んでくだしゃあ><」
( ;<●><●>) 「こうなることはわかっていました」

と、またブーンの周りに群がってきた。

( ^ω^) 「細かいことは気にしないお!また昔のように遊ぶお!」

ブーンはまた贅沢な暮らしを始めた。
全てが昔の通りであった。
三年のうちに再びブーンは元の貧乏に戻ってしまった。



(ヽ ω ) 「・・・・・・・・・・」







8 : ◆NSLJ9MOI8s :06/12/13 05:32:55 ID:G1XXaTpe
(ヽ ω ) 「・・・・・・・・・・」





/ ,' 3 「おぬしは何を考えている?」

片目の老人は三度、ブーンの前に現れ同じ問いを投げかけてきた。
もちろん彼は西門の傍で途方にくれていたのである。

(ヽ ω ) 「僕ですかお?今夜の寝床も無くてこれからどうするか途方に暮れてますお」

/ ,' 3 「そうか。それは気の毒に。
     だが良いことを教えてやろう。おぬしの影の辺りを掘ってみなさい。
     そうすれば、きっと両手に持ちきれないくらいの金を―――」

老人がここまで言いかけると、ブーンは急に手を挙げて、その言葉を遮った。

(ヽ ω ) 「いや、お金はもういりませんお」

/ ,' 3 「金はもういらない? ははあ、では贅沢をするにはとうとう飽きてしまったと見えるな」

(ヽ ω ) 「いえ、贅沢に飽きたのじゃありませんお。人間というものに愛想が尽きたのですお」

ブーンは不平そうな顔をしながら、力無くそうつぶやいた。

/ ,' 3 「それは面白いのう。どうして又人間に愛想が尽きたんじゃ?」

(ヽ ω ) 「人間はみな薄情ですお。僕が大金持ちの時は集まってくれても、
       困っている時は優しい顔ひとつ見せてはくれませんでしたお」

老人はブーンの言葉を聞くと、急ににやにや笑い出しました。



9 : ◆NSLJ9MOI8s :06/12/13 05:33:19 ID:G1XXaTpe
/ ,' 3 「そうか。いや、お前は若い者に似合わず、感心に物のわかる男だ。ではこれからは貧乏をしても、安らかに暮して行くつもりか?」

(ヽ ω ) 「それもいいかも知れませんお。でも今はあなたの弟子になりたいと思っていますお」

/ ,' 3 「・・・ん・・・何のことかな?」

(ヽ ω ) 「誤魔化さないで下さいお。あなたは仙人ですお?そうでなければ二度も僕を一夜で大金持ちにできる訳がありませんお。
       どうか弟子にして下さいお。人間でいることに疲れましたお」

老人はしばらく眉をひそめ黙って考え込んでいたが、やがてまたにやにやしながら

/ ,' 3 「いかにもわしは、ニー速山に住む仙人じゃ。お前には興味があったから二度も金持ちにしてやったが、
     それほど仙術を学びたいのなら弟子に取り立ててやろう」

と、快くブーンの願いを聞き入れてくれた。

(ヽ^ω^) 「ktkr!ありがとうございますお!ありがとうございますお!」

ブーンはそれはもう大層喜び、老人の言葉が終わらぬうちに頭を下げて何度も何度もお礼を述べた。

/ ,' 3 「礼を言うのはまだ早いぞ。わしの弟子になったところで、仙人になれるかなれないかはお前次第じゃ」
     まあともかく、ニー速山に連れて行ってやろう」

そう言うと老人は印を結び、なにやら呪文を唱え始めた。



10 : ◆NSLJ9MOI8s :06/12/13 05:33:56 ID:G1XXaTpe




ブーンが気づいた時、そこはさっきまでの、往来する人々の喧騒に包まれた美府の街はずれではなく、
人気の無い深い山の中の巨大な一枚岩の上だった。

/ ,' 3 「やっと目を覚ましたようじゃな」

(ヽ^ω^) 「こ、ここは・・・」

/ ,' 3 「ここは神仙が棲む秘境、ニー速山じゃ」

辺りに人の気配など無く、しーんと静まり返っており、
耳に入るのは背後にそびえる絶壁の、一本の曲がりくねった松ノ木が風に吹かれて鳴る音だけだった。

/ ,' 3 「わしはこれから天界の神、いわゆるゴッドにあいさつをしてくる。
       なに、すぐ戻ってくるからここで待っておるのじゃ」

(ヽ^ω^) 「承知しましたお」

/ ,' 3 「おそらく、わしがいない間にさまざまな魔物が現れてお前をたぶらかそうとするじゃろう。
     しかしどんなことが起きても決して声を出すでないぞ。だしたら仙人になることはできぬと覚悟せよ。
よいか?たとえ天地が裂けようとも黙っているのじゃぞ」

(ヽ^ω^) 「大丈夫ですお。決して声など出しませんお。芯でも黙っていますお」

/ ,' 3 「そうか。それを聞いて安心した。ではわしは行って来るぞ」

そう言うと老人は煙のように消えてしまった。
ブーンは師匠から命じられた言いつけを心の中で反芻した。

(ヽ^ω^) 「(何があっても喋らないお・・・もう下界の生活はこりごりだお)」



11 : ◆NSLJ9MOI8s :06/12/13 05:34:30 ID:G1XXaTpe
ブーンはそれから四半刻(約30分)ばかり岩に座ったまま星空を眺めていた。

すると突如どこから登ってきたのか、目をらんらんと光らせた虎が岩の上に躍り上がって、
ブーンをにらみながら凄まじいうなり声を上げた。

さらには頭上の茂みがわさわさと揺れたかと思うと、ビア樽のような大蛇がブーンの目前に降ってきて、
炎のような舌を吐きながらどんどん近づいてくる。

しかし、ブーンは悲鳴を押し殺して目を瞑って耐えていた。

(;>ω<) 「(恐ろしくてウンコ漏らしそうだお・・・早く師匠帰ってきてくれお!)」

虎と蛇は一つの獲物をめぐってお互いをけん制していたが、やがてどちらが先かほぼ同時にブーンに襲い掛かった。
虎の牙にやられるか、蛇に飲み込まれるかと思った時、それらは霧のように夜風とともに消え去っていった。

(;^ω^) 「(幻だったかお・・・助かったお)」

ブーンは一安心すると次はどんなことが待ち構えているのかと身を固くして待っていた。


12 : ◆NSLJ9MOI8s :06/12/13 05:34:57 ID:G1XXaTpe
やがて突風が吹き、墨のような黒雲が一面にあたりをとざすやいなや、妻がやにわに闇を二つに裂いた。
そして滝のような豪雨と共に、今度は小山ほどの武装した巨人が、
手に持った矛の切っ先をブーンに向けて近づいてくる。

( ,,゚Д゚) 「藻前は何者だゴルァ!! ここは漏れの縄張りだぞゴルァ!!!」

巨人はブーンの鼓膜が痛くなるほどの大音声で怒鳴ってきた。

(;>ω<) 「(こ、これも幻だお! 黙秘するお!)」

( #゚Д゚) 「黙ってれば済むと思ってる厨房は逝ってよし」

巨人は全身の毛を逆立たせて激怒し、三叉の矛を閃かせブーンを突き殺してしまった。






13 : ◆NSLJ9MOI8s :06/12/13 05:35:27 ID:G1XXaTpe



哀れ、ブーンは命を落としてしまった。
肉体を失ったブーンは魂となって地獄へと運ばれていった。

( ^ω^) 「(ほんとに芯でしまったお・・・でもいずれ師匠が帰ってきて助けてくれるお!
       それまで口はきかないお!)」

やがて彼は地獄の門の前に到着した。
そこで大勢の鬼に捕らえられ、法廷に引き摺り出された。

裁判官の席には真っ黒な着物を着て、金の冠をかぶった恐ろしい形相の王様がブーンをにらみつけていた。

(;>ω<) 「(こ、このお方が噂に聞く閻魔大王だお!)」

ブーンは震え上がってひざまずいた。
鬼の一人が書類を読み上げる。

( ・∀・) 「大王様! こやつはニー速山の山中で殺されたようです」

( ´∀`) 「それは解せぬモナー。あそこは普通の人間が行ける場所では無いモナ。
       こら、貴様。ニー速山で何をしていたモナー?」

閻魔大王の声はいかづちのようにブーンに響いた。
だがブーンは、

(;>ω<) 「・・・・・・・・・・・・・・・(早く師匠助けに来てくれお)」

と恐怖に絶えながら、黙秘を貫いた。

(#´∀`) 「ここをどこだと思っているモナ?面白いモナ・・・
       口を割るまで拷問にかけるがいいモナ!!!」

( ・∀・) 「ははっ!」

( ・∀・) 「さあこっちへ来い!」



14 : ◆NSLJ9MOI8s :06/12/13 05:36:21 ID:G1XXaTpe
ブーンは鬼たちに引き立てられ、様々な責め苦を味あわされた。
過疎、煽り、コピペ荒らし、立て逃げ、マルチポスト、質問厨、クレクレ厨、夏厨、冬厨、春厨・・・・・

ありとあらゆる考えられる限りの災厄がブーンを襲う。
しかしブーンは耐え抜いた。

と::;;;:'#;:;;:;(::.;'ω`:.)#::;つ 「・・・・・・・(かゆ・・・・うま・・・・)」

それでもブーンはじっと歯を食いしばったまま、一言も口をきかなかった。

(;・∀・) 「はぁ・・はぁ・・・ここまで耐えたのは貴様くらいなんだからな!」

これにはさすがの鬼どもも呆れ果て、もう一度ブーンを法廷に引き戻し、
大王の下知を乞うた。

( ´∀`) 「ほう・・・こやつはいくら痛めつけても無駄なようモナー。
       だがこれはどうかモナ?」

大王は鬼たちに何やら下知を下すと、縄で縛られた大勢の人々が法廷に連れて来られた。

(ヽ゚ω゚) 「・・・・・・(あ、あれは!?みんな!?)」


(*;ω; *)  「ちんぽっぽー!!」
(;'A`) 「た、助けてくれー!」
|;^o^ | 「なんという法廷・・・見ただけで地獄だと分かってしまった。俺達は間違いなくオワタ\(^o^)/」
( ;`ハ´) 「アイヤー! まだ死にたくないアル!」
(;<●><●>) 「これから拷問されるのはわかってます」




15 : ◆NSLJ9MOI8s :06/12/13 05:36:57 ID:G1XXaTpe

( ´∀`) 「本人を尋問しても無駄なら、こやつらをやるモナー」

( ・∀・) 「恐れながら大王様!」

( ´∀`) 「何モナ?」

( ・∀・) 「こやつらは被告の生前の友人とはいえ、一度ならぬ二度も被告を裏切っております!
      従って、こやつらを拷問しても無駄かと・・・・」

( ´∀`) 「やってみなければ分からんモナ。
       それにそんな生き腐れはむしろ地獄にふさわしいモナ。」

( ・∀・) 「・・・・・・Exactly(その通りでございます)
       さあクズどもこっちへ来い!」

凄惨な拷問が始まった。
鬼どもは鉄の鞭を振りかざすと、四方八方から彼らを無慈悲に打ち据えた。
血しぶきや肉片が辺りに飛び散る。

ブーンは心に鋭い痛みを感じた。


<;`Д´>  「アイゴー! アイゴー!」
(;´_ゝ`) 「OK! 分かった! ときに落ち着けって!」
(;´・ω・`) 「早く助けろ! ぶちころすぞ」
|  ^o^ | 「ティウンティウンティウン」
(=;ω;)ノ 「痛ぃょぅ!」
(;'A`) 「ブーン許してくれー! 俺達が悪かった!」
(;><) 「や、やめて下さい><」




16 : ◆NSLJ9MOI8s :06/12/13 05:37:33 ID:G1XXaTpe

( ; ゚ω゚) 「・・・・・(みんな・・・ごめんお!今、僕は喋る訳にはいかないんだお!)」


( ´∀`) 「貴様が一言でも口を開けばこやつらは助けてやるモナ」

大王は再度、ブーンに返答を促す。

(ヽ;ω;) 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ブーンは必死に師匠の言葉を思い出して耐えた。
その時、鬼に蹴飛ばされた一人がブーンの足元に転がってきた。

それは短い期間であったが互いに愛を交し合ったツンだった。

ξ;⊿;)ξ 「ブーンごめんね。お金目当てで付き合ったりして・・・
       べ、別に許して欲しい訳じゃないんだからね!これは私達への罰だから。
      だからもう気にしないで!私達の事はいいから黙っていて。
       今度こそは仕合せになってね。もう泣かないで」

それは懐かしい恋人の声だった。こんな苦しみに遭いながらも恨む気色すら感じられなかった。
ブーンは初めて人の優しさに触れたような気がした。


ブーンはもう限界だった。

師匠の戒めも忘れ、
転ぶようにツンの傍に走り寄ると、彼女を抱きしめ叫んだ。


(;>ω<) 「僕はブーンだお!!! 仙人になるためにニー速山にいたんだお!!!」








17 : ◆NSLJ9MOI8s :06/12/13 05:38:31 ID:G1XXaTpe






気づくとブーンは夕日を浴びて、美府の西門にたたずんでいた。
霞んだ空、白い三日月、絶え間ない人や車の波、
――全てはニー速山へ、行く前に戻っていた。


/ ,' 3 「どうかな。わしの弟子になったところでとても仙人にはなれはしなかったじゃろう?」

片目の老人がブーンに微笑んだ。

ブーンはまだ目に涙を浮べたまま、思わず老人の手を握った。

(ヽ^ω^) 「僕は気づいたんですお。僕は仙人になりたかった訳でも、お金持ちになりたかった訳でもなかったんですお。
       ただただ、人の温かさに飢えていたんですお。
      大事なものが分かった今、僕はもう迷いませんお!」

ブーンの声は今までにない晴れ晴れしたものだった。

/ ,' 3 「その言葉を忘れるでないぞ。ではわしは今日限り、二度とお前と遭うことはない。
    だが今のお前ならもう迷うことは無いじゃろう」

老人はセリフを終えないうちに、もう歩き出していたが急に足を止めて、ブーンの方を振り返ると、

/ ,' 3 「おお、言い忘れておった。広場の方へ行ってみるといい。
    そこで大勢、お前の帰りを待っている者たちがいたぞ」

と、さも愉快そうにつけ加えたのだった。


「( ^ω^)ブーンが仙人になるようです」完


[ 2008/03/30 18:53 ] 短編一覧 | TB(0) | CM(0)

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