ブーンミコ酢 ブーン系過去作まとめ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

48:M【残り28日】◆0ED/DArWzw
01/25(金) 07:46 MfTA0P4rO

( ゚д゚)「さ、行くぞ」

('A`)「…はい」


手術開始時間、13時30分。


川 ゚ -゚)「…」

('A`)「…大丈夫。今回は死にゃしない」

川 ゚ -゚)「…わかっている」

('A`)「…じゃ、行ってくる」


その言葉を最後に、ドクオは手術室へ向かって行った。


川 ゚ -゚)「…」


何も言わず、ただ座っているしか無かった。












( ゚д゚)「…」

('A`)「―」


ドクオは麻酔で睡眠状態にあり、数名の医師が、寝ているドクオの周りに集まる。


( ゚д゚)「…これより、手術を始めます」

(*゚ー゚)「宜しくお願いします」



こうして、短い様で長い、手術は開始された。

49:M【残り28日】◆0ED/DArWzw
01/25(金) 08:19 MfTA0P4rO

"今日は時間経過が早い"。

クーはふとそう思った。


目を離したスキに、時間は既に19時をまわっていた。


川;゚ -゚)「…何も無ければいいんだが」


幾らなんでも、時間が経ち過ぎている気がしたクー。
調べようにも調べられない。
クーは携帯を取り出し、ショボンに連絡する。


(´・ω・`)『どうかしたかい?』

川 ゚ -゚)「実はカクカクジカジカ」

(´・ω・`)『そうか…遂にドクオ…』

川 ゚ -゚)「…あぁ…」

(´・ω・`)『…それで、手術してるの?』

川 ゚ -゚)「簡易的なものだが、にしたって時間が長い」

(´・ω・`)『手術はそんなもんさ』

川 ゚ -゚)「ならいいんだが…」

51:M【残り29日】◆0ED/DArWzw
01/25(金) 13:20 MfTA0P4rO

(´・ω・`){待たない事には始まらないさ}

川 ゚ -゚)「し、しかし…」

(´・ω・`){そう簡単にアイツは、死なないさ}

川 ゚ -゚)「…あぁ…」


21時39分―。
手術にしては、以上なまでの遅さだ。
とその時だった。


( ゚д゚)「ふぅ…」

川 ゚ -゚)「先生!」


手術室の扉は開かれ、医師が出てくる。


( ゚д゚)「君か。彼なら心配いらない。麻酔で寝ているだけだから、そのうち起きる」

川;゚ -゚)「そ…そうですか…」


焦りと不安が隠せずに、汗が出る。


( ゚д゚)「まぁまぁ。そう焦らなくて大丈夫。体勢を整いただけですから、本番は、ここからになります」

川 ゚ -゚)「えぇ」

( ゚д゚)「暫く、ドクオさんに付き添っていて下さい」

川 ゚ -゚)「わかりました」

55:M【残り28→??日】◆0ED/DArWzw
01/25(金) 15:28 MfTA0P4rO

ドクオは、病室で寝たきり状態で、未だ起きようとはしない。


川 ゚ -゚)「もうすぐあの時間だな…」


クーがそう呟くと、ノートパソコンの画面が光出す。


('A`)「…」


本来なら0時で、ドクオが苦しんでいるハズだ。
だが、0時になっても、痛みを訴えるどころか起きもしない。


川;゚ -゚)「…?」


クーは少々焦り気味だった。
起きないからだ。
息もしている。


川;゚ -゚)「…大丈夫なのか…?」


クーがそう思っていると、1分経過の知らせと共に、カウントダウンが宣告された。

[ドクオ 残り 27 日]


川 ゚ -゚)「…?」


画面は動こうとはしない。
故障でもしたのだろうか?


川 ゚ -゚)「どうしたんだ?」


不安に思ったクーは、ノートパソコンに近付く。
すると、ノートパソコンに映された文字が化けてきた。


川;゚ -゚)「なっ…?」


数字のみ化けだした文字。
そして元に戻った。


戻った時、クーは鳥肌が立った。


川;゚ -゚)「う…嘘だろ…?」


画面に映された文字、それは、




[ドクオ 残り 3 日]



川;゚ -゚)「…」


何時まで経ってもドクオは起きようとはしない。
クーは血の気が引いたかの様に、その場で座り込んでしまった。


川;゚ -゚)「あ…あぁっ……」


確かにあの医師は、成功したと言っていた。
それに、移植ではないから、死ぬわけが無い。
では、この映された文字は…?


川;゚ -゚)「…私はどうすれば…」


クーはただ、黙って見ているしかなかった。

57:M【残り3日】◆0ED/DArWzw
01/25(金) 18:40 MfTA0P4rO

川;゚ -゚)「…ド…ドクオ…?」

そんな訳がない。


川;゚ -゚)「おい…目を覚ませ!寝過ぎだぞ!」


数時間前まで、明るい笑顔だったのに。


川;゚ -゚)「ドクオ!ドクオ!!おい!」


心拍数は正常。
死んでいるわけがない。


川;゚ -゚)「おい!!ドクオ!」


未だ動かないノートパソコンの画面。


('A`)「…」


ドクオは未だに起きようとはしない。


川;゚ -゚)「おい…今更怯えて起きたくないとか言うんじゃないだろうな?」


返事は無い。


川;゚ -゚)「ドクオ…!ドクオ…!おい…ドクオ!!」


未だ返事は無い。


川;゚ -゚)「…!」


ドクオのそばに掛けてあったナースコールを押す。

…暫くして、ナースが来た。


(*゚ー゚)「どうかしましたか?」

川;゚ -゚)「ドクオが…まだ起きないんだ!医師…医師を呼べ!!」

(;゚ー゚)「わ、わかりました!」


ナースはその場を逃げる様に去り、医師を呼びに向かった。

まだ医師が居るだけ有り難い。


川;゚ -゚)「頼む…ドクオ……無事でいてくれ!」


ノートパソコンの文字が、自分の見た幻覚だと信じたい。
クーはそう願った。

だが、現実は、酷い有様だった。

58:M【残り3日】◆0ED/DArWzw
01/25(金) 19:18 MfTA0P4rO

(;゚д゚)「どうしたんだね!」


慌てて駆け付ける医師。


川;゚ -゚)「一体、何時まで寝ているつもりだ!!」


医師は、近くにあったノートパソコンを見つけ、まじまじと見つめる。


(;゚д゚)「…」


医師は、ポケットから聴診器を取り出し、腹部、胸部に当てて心臓の様子を伺う。


(;゚д゚)「心臓は正常に動いてはいるが…確かに、ここまで寝ていると、どうもおかしい…!手術は成功したハズなのに…?」


川;゚ -゚)「成功したんだな?本当に…?」

(;゚д゚)「あぁ…間違ない。無駄な神経だけを抜き取っただけの手術…。下手すりゃ素人でも出来るんだ」

川;゚ -゚)「…しかし…」

(;゚д゚)「あぁ。未だ起きないのは前代未聞だ。…タダでさえ前代未聞だと言うのに、…麻酔も多くない…」

川;゚ -゚)「ドクオは…どうなるんだ!」

(;゚д゚)「このままだった場合、…考えてはならない事になる」


医師はノートパソコンを見つめ、言う。


(;゚д゚)「…3日というのも、謎が深まる…。このパソコンの文字は、事実を写し出すのか?」

川;゚ -゚)「間違ない。カウントダウンも正常だった」

(;゚д゚)「…という事は…」

川;゚ -゚)「…」

(;゚д゚)「…」

(;゚ー゚)「…」


一同は喋る事はできなかった。
ただ聞こえるのは、ドクオの寝息だけった。

59:M【残り3日】◆0ED/DArWzw
01/25(金) 20:27 MfTA0P4rO

川;゚ -゚)「…先生…」

(;゚д゚)「残り…3日だと…?冗談も程々にしろ!物質が来るのは来月なんだぞ?!後3日って事は、今月…28日だぞ?どう手を尽くせばいいんだ!」


医師は壁に拳をぶつけ、おもむろに叫んでいた。


(;゚ー゚)「先生…」

(;゚д゚)「くそっ…折角助かる選択肢が見つかったというのに…ここまでなのか!」

川 ; -;)「…うっ…」


クーはその場で座り込み、泣き崩れた。


(;゚д゚)「…君はこの子を頼む。私は、何か無いか探してみる」


そう言って医師は病室を抜け出した。


(;゚ー゚)「…貴方、クーって、言ってたわね?」

川 ; -;)「ひっ…ぐ…は…はい…」

(*゚ー゚)「…私には、こんな事しか言えないけど…、きっと、助かるわ」

川 ; -;)「で、で…も」

(*゚ー゚)「私達が信じなくてどうするの?助けるのは医師だけど、そうじゃないわ。貴方にしかない、信じる心がなきゃ、ドクオ君も、足掻く(あがく)事ができないわ」

川 ; -;)「…」

(*゚ー゚)「…私もね、彼氏が癌になっててね。しかも、手が尽くせない程だったの。…でも、私も彼も、諦めなかったわ。案外、信じる事は大事みたいでね?その後、癌の進行が遅くなるどころか、手が尽くせる範囲まで回復して、彼は助かったのよ」

川 ゚ -゚)「…」

(*゚ー゚)「その彼、今じゃ私よりも上にいるの。今は医者をやって、同じ様になった人を助けてるの」

川 ゚ -゚)「…それはまさか…」

(*゚ー゚)「さっきまで、居たのがそうよ」

川 ゚ -゚)「…」

(*゚ー゚)「ふふっ…涙も枯れたみたいだし、まだチャンスはあるわ。信じる事位、貴方にも出来るハズよ!」

川 ゚ -゚)「…そう、だな」

(*゚ー゚)「貴方も少し疲れたでしょ?少し寝なさい」

川 ゚ -゚)「でも…」

(*゚ー゚)「サポーターがしっかりしなくてどうするのよ。さ、早く寝なさい」


そう言い残し、ナースは病室を出た。


川 ゚ -゚)「信じる、か…」


クーはしばしその場に座り込んだまま動こうとはしなかった。

[ 2003/03/16 19:44 ] 中篇まとめ | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://boonroop.blog5.fc2.com/tb.php/48-167f7365








上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。