ブーンミコ酢 ブーン系過去作まとめ

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(,,^Д^)は奪って堕ちてゆくようです  中の中 

49 : ◆y1TBgQ3JzI:2007/04/19(木) 16:50:48
─────────────
   中の中   綺麗な瞳
─────────────





起きる

学校に行く

いつの間にか学校に着く

教室に入る

でぃさんがいる

(;^Д^)「でぃさん?」

(#゚;;-゚)「……何?」

『断る気を奪え』

(;^Д^)「昼休みにちょっと……話があるんだけど……そうだな……屋上に来てくれないか?」

でぃさんは、何か微妙な顔をした

(,,^Д^)「どうしたの?」

Σ(#゚;;-゚)「え? いや……今何か言った?」

いきなりすぎて駄目だったかな……

僕はもう一度説明した。

(#゚;;-゚)「…………うん……いいよ……でも、話って?」

(;^Д^)「いや、……屋上で話したいんだ……」

(#゚;;-゚)「……分かった」

自分の席に着く

よかった

約束は取りつけられた……
.



50 : ◆y1TBgQ3JzI:2007/04/19(木) 16:51:28

本当に情けない

力を使ったんだ

自分に自信がないから

僕は勇気を出す必要もなかった

実際にはチキンだから

力を使っても勇気は要ったけど

ああ

情けないよ

僕は最低な奴だ

そんな感覚を払拭するために

僕はやっぱりこの力を使う

悪循環?

さあね

それ……は!

僕が決めるんだよ……!





少し涙が出た

誰にも見られてないだろうな?

でも、もう出なくなった
.


51 : ◆y1TBgQ3JzI:2007/04/19(木) 16:52:05



一生出ないかもしれないな

もう、

金輪際流したくなんか

ないよ





時間はあっと言う間に過ぎる

昼休み

屋上

(#゚;;-゚)「話って?」

「ああ……その……」

『断る気を奪え』

『疑問に思う気持ちを奪え』

「……うちに遊びに来ないかい?……暇だったら……」

(#゚;;-゚)「…………うん……いいけど…………それにしても突然ね……

     私とそんなに仲良くもないのに……まあ、別にいいけどね……」
.


52 : ◆y1TBgQ3JzI:2007/04/19(木) 16:52:59

念じ方が甘かったかな……でも……

「あ、ありがとう……じゃあ、また放課後な、案内するからさ……」

うまく行ったからよしとする

僕、どんな顔してたのかな



最低だ?

僕はそれでも構わないよ

でぃさんはこんな僕のことを嫌いになるだろうな

知るはずもないだろうけど

でぃさんが怒るんなら仕方ないよ

甘んじて受けるか

怒らせないけどさ

もし、怒るんなら、ね

僕は死んだも同然だし

そのときは世界の終わりが来たって思うからさ



放課後が来た
.


53 : ◆y1TBgQ3JzI:2007/04/19(木) 16:54:53

「じゃ、行こうか」

「うん……」

でぃさんの顔を直視できない。

とにかく、他人の眼をごまかしごまかし、でぃさんと学校を出た

『違和感を奪え』

『違和感を奪え』

『違和感を奪え』

この世から違和感を全て取り除くかのように

一応、僕にはまだ人生があるんだ

無いに等しいけど

こんな状態になっても

僕はまだまだ生きたがっている

惨めな奴だ

死ねるものなら死にたいよね

そんな勇気無いからさ

僕には。
.


54 : ◆y1TBgQ3JzI:2007/04/19(木) 16:55:39

僕は何をしたいんだろう

でぃさんに、何を求めているんだろう

僕は、

結局でぃさんをそんなふうな目でしか見ていなかったのだろうか

いや

違う

違うはずだ

なんでだろうね

自分のやろうとしていることが

絶対的に見て悪だって分かっている

でも、誰かが止めてくれないと、止まらない気がする

僕には、止める勇気すらないのかな?

僕の顔、今どんな感じなんだろう

どんな眼で見られているんだろう

「でぃさん……?」

「何?」

「……帰ってもいいんだよ?」

『帰る気を奪え』

「……大丈夫だよ……私、タカラ君の家、行ってみたかったから」
.


55 : ◆y1TBgQ3JzI:2007/04/19(木) 16:56:26

「……本当に言ってるの?」

本当なのか?

帰る気は奪ったけど……行ってみたかったっていうのは……

18の男女がそんな会話したら……

社交辞令か?

でぃさんは優しいから……

そんなこと……



あれ?

僕は何を考えていたのかな?

自分の記憶を奪ったつもりは無かったんだけど……

混乱してるんだな……僕は……

おかしいから

「でぃさん?」

「何?」

「…………いや、なんでもないんだ……」

僕は、でぃさんを直視できない。
.


56 : ◆y1TBgQ3JzI:2007/04/19(木) 16:57:09

何でも見透かしてそうなんだ

その眼が

その、綺麗で、優しそうな眼が

僕の汚い心を全て見透かしてそうで

少し恐いんだ



空を見ると

嫌な感じの

オレンジ色の16時

嫌だ

嫌だ

何で?

何でかな



僕の家に到着した

それまで、でぃさんとの会話は無かった



────────────────
   中の中   綺麗な瞳   終
────────────────


[ 2000/03/06 19:45 ] 中篇まとめ | TB(-) | CM(0)

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