ブーンミコ酢 ブーン系過去作まとめ

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(´・ω・`)ビキニパンツvsボクサーパンツ('A`)のようです

4 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 17:43:52.34 ID:adDSCC0e0
(´゚ω゚`)「ビキニパンツ! ビキニパンツ!!」

(゚A゚)「ボクサーパンツ! ボクサーパンツ!!」


( ^ω^)「お? 2人とも、何してるお?」

(´・ω・`)「ようブーン、ようやくレム睡眠からお目覚めか」


( ゆωゆ)「いやーそれほどでもないお」


     【 ビキニパンツvsボクサーパンツのようです 】


5 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 17:46:10.76 ID:adDSCC0e0
川 ゚ -゚)「どうしたと言うんだ。
     朝っぱらから、大の男が藪から棒に」

(´・ω・`)「はっはっは、別の棒なら大好きなんだけどね」

ξ//⊿/)ξ「わ……わいせつワンダーランドだわ!」

(´・ω・`)「固いこと言うなよ。堅くなってるところもあるけどね」


(;'A`)「うわあ! なんだこれ!」

(´・ω・`)「どうしたんだ?」

(;'A`)「だ……誰だ!!
    僕のボクサーパンツにスベスベマンジュウガニを入れた奴は!」
 ■
( ゚∀゚)「お? 眉毛がみなぎってきた」

(*゚ー゚)「天狗よ! 天狗の仕業だわ!」

7 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 17:49:02.96 ID:adDSCC0e0
(´・ω・`)「わかった、とりあえず落ちつけ、みんな」


(´・ω・`)「つまり、こういう事だったんだ」


(´・ω・`)「ビキニが最も似合うのは」


(´・ω・`)「この……」








12 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 17:51:29.36 ID:adDSCC0e0
(´・ω・`)「ショボン様さ!」

 そう言い放ったショボンを、僕たちは遠巻きに眺めつづけた。

 教室の空気は物理的にも心理的にも冷え切っていて、
仮に心が息を吐くとしたら、その息は白く漂うことだろう。
僕は皆を代表し、大きくひとつ息を吐く。

 僕の吐いた息は白く辺りに漂った。

(;´・ω・)「あ……あれ?」

 ひょっとして、僕滑ったの、とショボンは視線で僕に助けを求めた。
彼へのフォローは心中を覚悟しなければできないことなので、
僕は言葉を発さないまま、静かに頷くだけだった。

 ブーンがプンスカ怒っている。

( ゆωゆ)「僕がさっきから16ヘルツくらいの振動数で
       まばたきを繰り返してるのに、
       なんでお前らはこんなにツッコんでくれないんだお!」

 それ、まばたきだったんだ、と僕は呟いた。

13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 17:54:32.42 ID:adDSCC0e0
('A`)「速すぎてよくわかんねーんだよ。
   目のあたりの筋肉が痙攣しているように見えて、正直キモい。
   僕が康一君だったら確実にトラウマを思い出している」

 お前はプッツン由香子か、と僕は言った。

( ^ω^)「違うお」

('A`)「だから、素で否定するなよ。
   ジョジョ立ちしながら否定するくらいのことはしろ。
   そしたらお前はオナリストかってツッコめるだろ」

( ^ω^)「なるほど。でも、僕にはちんこがついてるお」

(´・ω・`)「それは素晴らしいことだよ」

('A`)「ガチホモは黙ってろ。ブーンも、言葉のキャッチボールがまるでできてない」

 スベスベマンジュウガニがうまいこと引っかかっているボクサーパンツを
片手に握り、僕はそうダメ出した。
どうしてお前らはそうなんだ、と大きくひとつ息を吐く。

川 ゚ -゚)「なあ、説教するのは構わないけどさ」

 クーが口を挟んできた。
言うべきかどうか迷った様子でしばらく黙り、やがて言葉を続けだす。

川 ゚ -゚)「そういうときは、パンツを穿いた方が良い」

 僕の手にあるボクサーパンツは、僕が穿いて来ていたものだった。

15 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 17:56:41.19 ID:adDSCC0e0
 どうりで寒いはずだった。
僕はいつの間にか下半身を完全に露出していて、
東洋人サイズのちんこが寒さに縮こまっている。

('A`)「名誉のために言っておくけど、いつもはもう少し大きいんだ」

 皮も被っていないんだ、と僕は言った。

川 ゚ -゚)「そんなことは訊いてない。
     それに、言い訳するほど粗末なものに見えてくるぞ」

 本当なんだ、と僕は主張する。

('A`)「真性包茎・仮性包茎・ズル剥けの3段階評価しかない日本と違って、
   欧米ではちんこの評価は5段階だ。
   僕はその中ではズル剥けレベル3と4の間くらいの、
   やや立派なちんこに分類される筈なんだ」
 ■
( ゚∀゚)「必死だな」

 海苔のようなものを顔面に貼り付けたジョルジュが僕をそう煽る。
一緒に銭湯に行ったときに見て知っているのだが、
彼は鹿児島県出身者らしい堂々たるちんこを持っている。

('A`)「桜島は黙ってろ」

 僕はジョルジュにそう言った。

16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 17:58:52.75 ID:adDSCC0e0
 ■
( ゚∀゚)「それよりさ、その蟹どーすんだよ」

 食うのか、とジョルジュは学生鞄から土鍋とカセットコンロを取り出した。

 机にカセットコンロを置き、土鍋をその上に備え付ける。
気づくとしぃが両手に持ったビーカーに水を汲んできていて、
彼女は土鍋を水で満たした。

('A`)「食べる気なんだ?」

 僕はしぃにそう訊いた。
もちろん、と彼女は頷く。

(*゚ー゚)「蟹って私、久しぶり。
    最初から入れた方がダシが効いて美味しくなるのかな」

 満々なんだ、と僕は先ほどまで自分が穿いていたボクサーブリーフに
うまいこと引っかかっているスベスベマンジュウガニに目をやった。
 ■
( ゚∀゚)「割って入れたら、味噌が出て旨いかな」

 これも入れようぜ、とジョルジュは顔面の海苔のようなものを引き剥がす。

( ゚∀゚)「ダシ昆布だ。いりこもあれば良いのにな」

('A`)「昆布だったんだ?」

 そう呟きながら僕が気になっていたのは、
その下にあるべき眉毛が綺麗サッパリ失せていることだった。

18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 18:01:11.93 ID:adDSCC0e0
ξ゚⊿゚)ξ「本当に食べるつもりなの、それ?」

 僕のもつボクサーブリーフを指さして、
眉間に皺を寄せながらツンが言う。

 だよね、と僕は呟いた。
僕が彼らの立場だったらと考えると、
他人のチンコが触れていたであろうところにうまいこと引っかかっている
スベスベマンジュウガニは食欲をそそりそうにない。

(*゚ー゚)「洗えばいーじゃん」

 軽い口調でしぃが言う。
彼女はなぜか、あらん限りの勢いでもって鉛筆を机に擦りつけている。

('A`)「それは、何がしたんだ?」

 僕がしぃにそう訊くと、
摩擦熱、と彼女は答えた。

 火を起こすつもりだったらしい。

 それは無理よ、とツンが言った。
常識的な意見である。
スタンド使いでもない限り、そんな発火方法は不可能だ

ξ゚⊿゚)ξ「スベスベマンジュウガニは毒を持ってるわ」

 そっちか、と僕は呟いた。

20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 18:04:51.67 ID:adDSCC0e0
( ゚∀゚)「毒つってもさ、どーせ大したことないんだろ?」

 僕のボクサーパンツからスベスベマンジュウガニを取り出し、
ジョルジュは言った。
スベスベマンジュウガニは確かにスベスベとしていて、
サイズ的にもマンジュウガニと言うにふさわしい大きさだった。

(*゚ー゚)「上海ガニって言われたら信じるかも」

 私、カニ大好きなの、としぃが目を輝かせている。
スベスベマンジュウガニは茶色をしていて、
僕の知識の中にある上海ガニとは似ても似つかないものだけれど、
過去の経験からこういう場合は否定しない方が良いことを僕は知っている。

 だから、僕は素直にスベスベマンジュウガニを手放した。
僕の手の中にはビチャビチャになっているボクサーパンツだけが残された。

ξ゚⊿゚)ξ「スベスベマンジュウガニの毒は、テトロドトキシンよ」

 ツンがそう言った瞬間、ワサワサと冷水内を這おうとする
スベスベマンジュウガニを抑えるジョルジュの手が止まり、
一心不乱に机に鉛筆を擦りつけるしぃの尻を撫でるブーンの手が止まった。

( ゚∀゚)「なんだそれ?」

( ^ω^)「ジョルジュは知識がないお。調味料の名前だお」

('A`)「お前はまず痴漢行為をやめ、そして人の話を聞け。毒って言っただろ」

 フグ毒だ、と僕は言った。

22 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 18:07:43.86 ID:adDSCC0e0
(*゚ー゚)「フグ! じゃあ、うまいことやったら大きく膨れるの?」

 それって素敵、としぃは歓喜の声を上げた。

('A`)「落ち着け。フグは毒によって膨れるわけじゃあないし、
   食べるとき膨れてもいないだろ」

 スベスベマンジュウガニは膨れないよ、と僕が言うと、
しぃは少女のような純粋さをもつ眼差しで僕を見た。

(*゚ー゚)「じゃあ、何のために毒を持ってるの?」

('A`)「フグが?」

(*゚ー゚)「馬鹿なの? 今はカニの話をしてるんでしょ」

('A`)「カニか。そりゃ、外敵から身を守るため、というか、
   食べられないようにするためなんじゃあないのかな」

(*゚ー゚)「カニなのに?」

 なんでカニなのに食べられないの、としぃは鉛筆を激しく机に擦りつける。
なんでよ、カニなのに、と何度も机に憤りをぶつけるうちに、
彼女の持つ鉛筆は乾いた音をたてて縦に2つに折れてしまった。

(#゚ー゚)「なんでカニなのに食べられないのよ!
    そんなカニが何のために存在しているの!?
    なんでよドクオ! 死にたいの!?」

23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 18:10:26.62 ID:adDSCC0e0
 折れた鉛筆に構わず、しぃは机を擦りつづける。

 折れた鉛筆の一部分がしぃの右手に突き刺さり、
それでも動きを止めない彼女の手からは、往復するたび机に血が垂れ落ちる。

(#゚ー゚)「もうわけわかんない!
    ド低脳なの? カニって腐れ脳みそなの!?」

( ^ω^)「摩擦熱は偉大だお」

 しぃの握る鉛筆からは、なんと火が上がっていた。

 カセットコンロに火が入り、
気づくとジョルジュの眉毛は生えていた。
  _
( ゚∀゚)「これでダシが出てくれるな。
    割ったらカニ味噌がでて良い感じかな?」

 どうする、とジョルジュが僕に訊いてくる。
お前は何を聞いていたんだ、と僕は言った。

('A`)「スベスベマンジュウガニには毒があるって言っただろ」

 食べられないよ、と僕が声に出した瞬間、
否、その刹那。

(* ー )「アーアー聞こえなーい! カニが食べられない筈がない!」

 あばばばばばばば、としぃが奇声を発しだした。

26 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 18:12:53.93 ID:adDSCC0e0
川 ゚ -゚)「落ち着け」

 自我を失って奇声を上げつづけるしぃの大口に向かって、
クーが小さな黒い塊を放り込む。

(´・ω・`)「うんこだね。スカトロはもっとも深いジャンルのひとつだ」

 そう呟いたショボンをよそに、
しぃは口に放り込まれたものを味わいだした。

(*゚ー゚)「甘い……」

(´・ω・`)「それは味覚障害だ。あり得ない」

川 ゚ -゚)「あり得ないのは貴様の方だ。
     あれは、チョコレートだ」

(´・ω・`)「それは、隠語で?」

川 ゚ -゚)「何も隠してなんかない。
     カカオマスから作られた普通のチョコレートだ」

(´・ω・`)「チョコレートだ……った、が?」

川 ゚ -゚)「が、じゃない。チョコレート以外の何物でもない」

(´・ω・`)「みんな最初はそう言うんだ」

 不思議だよね、とショボンは言った。
僕には彼の思考回路の方が不思議でしょうがない。

28 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 18:14:49.57 ID:adDSCC0e0
 また狂ったら嫌だから教えとくけど、とツンが言った。

ξ゚⊿゚)ξ「別にフグ毒があるからって、食べられなくはないわよ」

(*゚ー゚)「本当!?」

 やっぱり膨れるの、としぃはツンの話に食いついた。
膨れはしないけど、とツンは言う。

ξ゚⊿゚)ξ「フグ毒そのものに致死性はないからね」

('A`)「でもフグに当たって中毒死、ってよく聞くじゃないか」

 あれは嘘なのか、と僕は訊く。
嘘じゃないけど、正確じゃないわね、とツンは答えた。

ξ゚⊿゚)ξ「フグ毒では呼吸障害が生まれるの。
      呼吸に必要な筋肉が弛緩しちゃうのね」

('A`)「あ、死因はフグ毒じゃあないんだ?」

 呼吸困難か、と呟く僕に、ツンは頷いてみせる。

ξ゚⊿゚)ξ「そうよ。だから、毒が抜けるまで誰かが
      人工呼吸でもしてれば、死ぬことはないわ」

 なるほど、と僕は納得する。
ついでに言っとくけど、とツンは僕の下半身を指さした。

ξ゚⊿゚)ξ「さっさとパンツ穿いてくれない?」

30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 18:17:27.31 ID:adDSCC0e0
 言われてみれば、確かに僕はフルチンだった。
仮に僕がオリジナルキャラクターで、まだ名前が付けられていないとしたら、
名前が古畑チン三郎になっていてもおかしくないほどの、
教科書通りの見事なフルチンである。減点するところがない。

('A`)「でもさ、パンツがビチャビチャなんだ」

 語感的にはプロビンチャって感じなんだ、と僕は言った。

ξ゚⊿゚)ξ「だったらズボンだけでも穿くとかさ、
      せめて隠そうとしなさいよね」

 なんでそんなに自然に下半身丸出しでいられるの、とツンは言った。

ξ゚⊿゚)ξ「別にそれで興奮するわけでもないんでしょ?」

 そうだね、と僕は頷いた。
下半身を露出したところで、それ自体に性的興奮は得られない。
興奮するとしたら、やや立派な部類に属するちんこを誉められた場合だろう。

('A`)「興奮してれば良かったのか?」

 あのように、と僕はショボンを指さした。
ショボンはズボンを穿いているにもかかわらず、
はっきりとわかるほどに勃起している。

ξ゚⊿゚)ξ「あれは病気よ。あんたは正常なつもりなんでしょ?」

 そう言われたところで気づいたが、僕はズボンを持ってきていなかった。
病気かもしれない。

31 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 18:20:25.57 ID:adDSCC0e0
 病気といえば、とジョルジュが呟いた。
  _
( ゚∀゚)「クーが病気って、いったいどういうことなんだ?」

 その言葉で僕たちは冷静さを取り戻し、
今日この教室に集められている原因を思い出した。

 クーが病気だからすぐに来て、とショボンからメールが届いたのだ。
なぜその集合場所が教室なのかと訊いたところで、
人にはそれぞれ事情があるんだ、と彼は誤魔化すだけだった。

('A`)「そういえばそうだ。
   そろそろ説明してくれても良いんじゃないか?」

 僕はショボンにそう言った。
僕たちは、集められるなり、
とりあえずテンション上げていこうぜと言われていたのだ。
クーが退屈をすると大変なことが起こるらしいが、
それが何なのかは一向に教えてもらえない。

(´・ω・`)「そうだね、そろそろ話そうか」

 ショボンはクーを見、そう言った。
クーは小さく頷いた。

川 ゚ -゚)「実際見てもらった方が早いんじゃないかな」

 そう言うなり、クーは大きく欠伸をした。

 その瞬間、僕の右足ふくらはぎに激痛が走った。

32 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 18:23:31.95 ID:adDSCC0e0
(゚A゚)「いだだだだだ!!」

 僕はその場に寝転がり、
暴れることのできないほどの激痛に目を見開いた。

(゚A゚)「いってえ! なんだこれ!
   わけわかんねえ!!」

 歯を食いしばったところで脂汗が出るばかりで、
痛みの波は過ぎようとしない。
僕のふくらはぎは筋肉の一部が違うものになったかのように
固く膨れ上がり、際限なく異常事態を知らせている。

 僕はこの痛みを知っている。

(´・ω・`)「こむら返りだ」

 ショボンは僕にそう言った。
そう、こむら返りだ、と僕は思った。
この現象は、足が攣った場合に酷似している。

川 ゚ -゚)「昨日からの話だ。
     わたしが欠伸をする度、わたしを含めた周りの人間の
     どれかひとつにこむら返りが引き起こされる」

34 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 18:26:17.02 ID:adDSCC0e0
 馬鹿な話だ、と僕は思った。
そんなことがある筈ないし、第一意味がわからない。

 しかし、実際僕の右足ふくらはぎには、こむら返りが引き起こされている。
どれだけ理屈を並べようと、
この痛みよりも説得力のあるものは僕には見つからない。

 ブーンが僕を仰向けにし、右足を上げさせ
そこに自身の体重を預けるようにしてストレッチを施した。

 苦痛が少しずつ軽減されていく快感が僕の右足を駆け巡る。
ブーンは僕の右足首を左手で固定し、
右手で僕の足を掴んでゆっくりと回す。
その度、僕の筋肉は少しずつ筋肉としてのあり方を思い出し、
違うもののようになっていた部分が僕の支配下に戻ってくる。

 やがて、僕はこむら返りの状態から回復した。

('A`)「ありがとう、助かったよ」

 僕はブーンにそう言った。
ブーンは笑って首を振る。

( ^ω^)「なんの。困ったときはお互い様だお」

 それより、とブーンは言った。

( ^ω^)「さっさとパンツ穿けお」

 勃起すんなお、とブーンは言った。

36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 18:29:18.62 ID:adDSCC0e0
 ようやく右足が僕の体重を支えられそうな状態まで回復したので、
僕は立ち上がることにした。

 しぃとジョルジュの囲む机の上にはカセットコンロが置かれており、
土鍋をぐつぐつと煮立てている。
その中には、いくつかのピースに分割された
スベスベマンジュウガニの姿があった。

('A`)「割ったんだ?」

 僕はそう呟いた。
  _
( ゚∀゚)「カニ味噌が出て旨いかなって思ったんだ」

(*゚ー゚)「美味しいわよ?」

 スベスベマンジュウガニの足のようなものが、
しぃの口からチラリズムしている。

('A`)「食べてんだ?」

ξ゚⊿゚)ξ「なかなかイケるわ」

('A`)「お前も食べてんだ?」

 毒物の知識がありながら、と僕は呟いた。

ξ//⊿/)ξ「べ、別にあんたのために食べてんじゃないからね!」

 それはそうだろう、と僕は思った。

37 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 18:32:13.02 ID:adDSCC0e0
(*゚ー゚)「意外と平気よ。それに美味しい」

 彼らはスベスベマンジュウガニをパクパク食べていく。
上海ガニ大のサイズしかないスベスベマンジュウガニはすぐになくなり、
しぃは満足そうに大きくひとつ息を吐いた。
  _
( ゚∀゚)「あー、旨かったな。
     カニカマ食ってる場合じゃねーや。
     じゃ、飯も食ったことだし、じゃんけんしようぜ」

 ジョルジュが腕まくりしてそう言うと、
何じゃんけんなの、としぃが訊く。
  _
( ゚∀゚)「おっぱいじゃんけんだ。
     俺が勝ったらおっぱい揉ませてくれ。
     お前が勝ったら、しょうがないから、おっぱい揉んでやんよ」

 そういうことなら、としぃは頷いた。
彼らの間でじゃんけんが行われ、
じゃんけんの必勝法こと『最初はパー』で勝ったジョルジュが
おっぱいを揉みだした。
  _
( ゚∀゚)「おっぱいおっぱい、とはこのことだな」

(*゚ー゚)「ああん、ああん」

( *^ω^)「ブヒヒ、ブヒヒ」

 ブーンはしぃの尻を撫でている。

39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 18:34:28.94 ID:adDSCC0e0
 気づくと、やや立派な部類に属する僕のちんこは
膝立ちになったショボンによって口に含まれていた。

(´・ω・`)「安易なksmsは受け入れられないんだ」

 喉まで咥えこみながら、ショボンは僕にそう言った。
だろうね、と僕は呟いた。

('A`)「お前がガチホモってだけで読まれなくなる作品もあるって話だ」

 ちゃんと吸えよ、と僕はショボンの頬を平手で殴った。

 手加減せずに殴ったので、ショボンは1メートルほどその場から吹っ飛んだ。
彼の体とぶつかった机が2・3と倒れる。
どうやらその拍子に頭を打ちつけたらしく、
ショボンは前髪の隙間から血をダラダラ流しながら立ち上がった。

(´・ω・`)「すごいや、頭蓋骨が割れている。
      触ったら脳みそが指に感じられるんだ」

 ぶよぶよしてる、とショボンは言った。

(´・ω・`)「あはは、気持ち悪いや」

 ショボンはその場にゲロを吐いた。

 僕たちの右手ではジョルジュとブーンがしぃを巡って争っている。
僕たちの左手では、ツンとクーがチェスをしている。

 そろそろ本題に入ろうか、とショボンは言った。

41 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 18:37:23.89 ID:adDSCC0e0
 僕たちVIP高校3年サンポール組は、
コーラスコンクールを間近に控えている。
実は、とショボンが真剣な表情で話しはじめたとき、
コーラスコンクールについての話だな、と僕は予感した。

(´・ω・`)「実は、コーラスコンクールについての話なんだ」

 はたしてショボンはそう言った。
教室内にいる30人ほどのクラスメイトが、一斉にショボンに注目する。

(´・ω・`)「課題曲を、変更したい」

 学級委員長であるショボンが僕たちにそう言うと、
教室内はにわかにざわついた。

ξ゚⊿゚)ξ「この時期になってそんなことを言い出すの!?」

 チェスをしている手を止め、ツンが机から身を乗り出した。

('A`)「落ち着けよ。とりあえず委員長の話を聞こう。
   のっぴきならない事情ってやつがあるかもしれないだろ?」

 副委員長である僕がそう言うと、
とりあえずは、という空気が教室内に満たされる。

 僕は黒板にチョークで『課題曲の変更について』と議題を書き出した。

('A`)「では委員長、意見をどうぞ」

 ショボンは小さく咳払いをし、話しはじめた。

43 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 18:39:38.84 ID:adDSCC0e0
(´・ω・`)「僕たちの現在の課題曲は『エーデルワイス』だ。
      これを『アルプス一万尺』にするのはどうだろう」

 ショボンは教壇からクラスを見回しそう言った。
再びツンが噛み付いてくる。

ξ゚⊿゚)ξ「その理由はなんですか!」

(´・ω・`)「エーデルワイスは、永遠(とわ)に輝かきはしない」

 悲劇だと思わないか、とショボンは言った。

(´・ω・`)「それに、僕は、エーデルワイスが実際何なのかわからない」

川 ゚ -゚)「花だ、エーデルワイスは」

(´・ω・`)「それに、僕はエーデルワイスという花を実際に見たことがない」

ξ゚⊿゚)ξ「言い直さないでください!」

(´・ω・`)「僕は言い直してなんかない。
     何か聞こえたとしたら、それは、
     僕の意見を認めたくないツンの耳が聞かせた幻聴だ」

 病院に行け、とショボンは言った。
僕は黒板に『病院に行け』と意見を書き出した。

 ショボンの頭からはとめどなく血が流れ落ちている。

44 (C)肉欲企画 2008/01/01(火) 18:42:30.57 ID:adDSCC0e0
川 ゚ -゚)「しかし、実際変更したとして、どうするつもりなんだ。
     練習する時間が十分にないぞ」

 クーが立ち上がってそう言った。
僕は黒板に『問題点』という項目を作り、
『練習する時間がない』とそこに書き出す。

('A`)「委員長に、何か考えはありますか?」

(´・ω・`)「今回皆に集まってもらったのは、
     それについて一緒に考えてもらいたいからだ」

 何か意見はないかな、とショボンは僕を見て言った。
自分が名指しで意見を求められると思っていなかったため、僕はひどく驚いた。

 しかし、驚いてばかりもいられない。
意見を求められた以上、何か言うのが義務である。

('A`)「それなら、残酷な天使のように神話になるというのはどうでしょう」

 そう言ったところで、僕はしぃと目が合った。
彼女はジョルジュに背後から突かれ、ブーンにフェラチオを施している。
  _
( ゚∀゚)「パンパン! おっぱいも良いけどおまんこもね、ってか」

(*゚ O゚)「チュパチュパ チュパカブラ おちんぽおいひい」

( *^ω^)「おーん! プテラノドーン!」

 僕は話を続けた。

45 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 18:45:24.91 ID:adDSCC0e0
('A`)「僕たちはそう、自由を知るためのバイブルなのです」

 人は愛をつむぎながら歴史をつくるではありませんか、と僕は言った。

('A`)「運命さえまだ知らない、いたいけな瞳なのかもしれません。
   だけどいつかは気づくでしょう、その背中には、
   遥か未来、めざすための、羽があるではありませんか!」

 僕は一息つき、教室内を見渡した。
一部を除いた全員が壇上の僕に注目し、僕の意見に感化されようとしている。

 僕の隣では、ショボンがポロポロと涙を溢していた。

(´;ω;`)「素晴らしい!
      まさに僕の言いたかったことがここにある!」

 僕は大きくひとつ息を吐く。
そして、あなただけが夢の使者に呼ばれる朝がきっときます、と僕は続けた。

ノパ⊿゚)「ほとばしる熱いパトスで思い出を裏切るなら!
     この宇宙を抱いて輝く!
     神話になれば良いじゃないかああああああッ!」

 おおッ! と教室内が熱気に包まれる。
僕は髪が伸び赤毛になったような心地がした。

 システム・イドなのかもしれない。

47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 18:48:12.36 ID:adDSCC0e0
ξ;⊿;)ξ「オロローンしくしく……感動だー」

川 - )「ふ……そう言われるなら仕方がないな」

 わたしの負けだよ、とクーは言い、
教壇に上がって僕にチョークを要求する。

『解決法:神話になれば良い』

 クーは黒板にそう記し、大きくひとつ息を吐いた。

川 ゚ -゚)「頼んだぞ、ドクオ。そしてショボン」

 僕の肩にクーの手が置かれる。
僕はその手を上から掴み、しっかりと目を見て頷いた。

('A`)「ああ……任せとけ」

(´・ω・`)「このエリンギに誓って!」

 そう言うと、ショボンは学生ズボンを脱ぎ、
ビキニパンツに包まれる尻からエリンギを引き抜いた。
わずかにウンスジのついた菌類は太陽の光を浴び、
それ自体が発光しているように見えている。

 教室の隅ではジョルジュが3度目、ブーンが5度目の射精をしようとしている。

(*//ー/)「らめぇ……桜島噴火しちゃうのぉ!」

 ちょっと待て、と僕はショボンを睨みつけた。

50 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 18:51:33.94 ID:adDSCC0e0
('A`)「パンツはボクサーしか認めないって言っただろ?」

 僕はショボンに歩み寄り、彼の学ランの襟を掴んだ。

(´・ω・`)「知らないよ。パンツはビキニに決まってる」

('A`)「なんだと?」

(´・ω・`)「なんだよ」

 僕が軽くショボンを押すと、それより大きな力で彼は僕を押してきた。

('A`)「なんだよ。そんなに強く押してないだろ」

(´・ω・`)「利子ってやつがあるんだよ」

 それを聞いた瞬間、僕はキレた。

(゚A゚)「なんだと、お前小学生か、このバカバカマンコ!」

(´゚ω゚`)「お前こそ、ガバガバアナルのくせに!」

(゚A゚)「ガバガバアナルはお前だろーが!
   アナルセックスのしすぎで肛門が完全には閉じなくなって、
   おむつしてないとウンコだだ漏れのくせに!
   そのビキニにはあれか、サイドギャザーでもついてんのか!」

(´゚ω゚`)「ブリーフ好きに言われたくねぇ!」

(゚A゚)「ボクサーパンツだ! ブリーフじゃねぇ!」

53 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/01(火) 18:54:36.06 ID:adDSCC0e0
(´゚ω゚`)「ビキニパンツ! ビキニパンツ!!」

(゚A゚)「ボクサーパンツ! ボクサーパンツ!!」


 僕たちのパンツ戦争は終わらない。
僕は、ビキニパンツを認めるわけにはいかないのである。

 しかし、そんな僕の信念は、簡単な一言で崩れてしまうものだった。

川 ゚ -゚)「ドクオはまず、何でも良いからパンツを穿け」

 そう言われて気づいたが、僕はボクサーパンツを穿いてもいなかった。

 僕の負けだ、と僕は小さく呟いた。




     【 ビキニパンツvsボクサーパンツのようです 】おしまい

55 ◆U9DzAk.Ppg 2008/01/01(火) 18:58:55.53 ID:adDSCC0e0
あけまして!
投下は以上です。
支援してくださった皆様ありがとうございました。

今回は他人の作ったあらすじ及びはじめ3レスを基に書くという
個人的にはじめての試みをさせていただきました。
書いてて面白かったので、またやるかもしれません

では、質問などある方はご自由にどうぞ
良いお年を(って明けてから言っても良いのだろうか)
[ 2008/12/09 19:53 ] 短編まとめ | TB(-) | CM(0)

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