ブーンミコ酢 ブーン系過去作まとめ

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( ^ω^)この夏、僕は恋をする「ようです」 3

17 : ◆06NY4sFIG.:2008/08/30(土) 19:11:08
 
 
3
 
カリカリ、サッ、ゴシゴシゴシ…カッカッ…カリカリ…ガリガリガリ…ガッ…ガッ…ガッ!

( ゚ω゚)「があああああああ!!」

ベキリ、と鉛筆をへし折る。
本日10本目である。

川 ゚ -゚)「煩い」

(;゚ω゚)「ごふぁ!」

頭に振り下ろされた鉄拳により、口からうめき声が漏れる。

川 ゚ -゚)「一体このやり取りを何度繰り返せばすむんだ」

ちなみに鉛筆を折るとこのやり取りが始まる。


18 : ◆06NY4sFIG.:2008/08/30(土) 19:11:45
( ;ω;)「先生ぇ…先生ぇは僕を殺す気かお…」

川 ゚ -゚)「そんなつもりは無いが、お前の山積みになった課題は後108はあるぞ」

( ;ω;)「あ…なんかおじいちゃんが見える…あはは可笑しいよね一昨年死んだのに」

ガクリと肩を下げて、ついでに折れた鉛筆も床に落とす。
カランカランと空しい音が響き、先生の拾えの合図で僕は泣く泣く拾った。
先ほどようやく先月までの課題を終えたというのに、まだ残っているという。
実際僕は月に一度は顔を出せば良いほうで、それだけ溜まっているというのも頷ける。

(;^ω^)「だからって後108はねーお」

もう馬鹿馬鹿しくなり、僕は口を尖らせた。
そうだ、音楽でも聴こう。気分の晴れないときこそ彼らの出番ではないだろうか。
いそいそと鞄からCDウォークマンを取り出すと、僕は電源を入れた。
イヤフォンを耳につけ、さぁ彼らとご対面。
と、いう時に。


19 : ◆06NY4sFIG.:2008/08/30(土) 19:12:29
川 ゚ -゚)「学校で、あまつさえ教師の前でそんな態度を取るとはいい度胸だな、ん?」

僕のCDウォークマンを持ち、静かな怒りを纏う先生が目の前にいた。

(;^ω^)「あ、いや、ほら。インスピレーションが沸かなくて。あはははは」

川 ゚ -゚)「言い訳はいい」

没収だ、と言いイヤフォンごと奪い取る。

( ;ω;)「か、堪忍!堪忍したってくだせぇお代官様!それだけは、それだけはいかんとです!」

しかし聞く耳持たず、といった素振りで先生は僕を睨むだけだった。

川 ゚ -゚)「いいからさっさと描け」

びっと指を僕に向けてそう言う。
何とも言えない無気力だが、もはや従うしかないだろう。
僕は紙にひたすら鉛筆を動かした。


20 : ◆06NY4sFIG.:2008/08/30(土) 19:13:00
 
 
「君、よ、りはーイカれてなーい」

( ^ω^)「え?」

人は集中すると周りが見えなかったり、声が聞こえなかったりする。
僕は結構集中していたはずなのだが、聞こえてきた声に馴染みのある
言葉が含まれていたから、顔を上げた。

川 ゚ -゚)「俺、五秒ーでーグラスをあーけた」

見上げた先に、耳にイヤフォンをつけて僕のCDウォークマンを使用している先生の姿があった。
椅子に座り、僕を見ながら、僕の大好きな歌を口ずさんでいたのだ。

川 ゚ -゚)「『EIGHT BEATER』…実は私も大好きでな」

イヤフォンを耳から外し、そう言った。

( ^ω^)「そうなのかお」


21 : ◆06NY4sFIG.:2008/08/30(土) 19:13:38
対する僕といえば、内心驚きに満ちていた。
何故かは分からない。ただ、少し。

( ^ω^)「似合わないおww」

そう思ったのだ。

川 ゚ -゚)「煩い、いいからさっさと描け」

僕の言葉に、少し頭にきたのか顔を顰めてそう言った。
しかしその顔は似合わなくて、どこか笑えてしまう。

川 ゚ -゚)「お、おい、笑うな。教師を馬鹿にしてはいかんぞ」

どうやら笑い声が漏れてしまっていたようで、とうとう先生は僕の前に立った。
しかしまだ若く、身長も全然無い先生が前に立たれても、威厳も糞も無いと思う。

( ^ω^)「いや、これは失敬。あまりにも先生のしかめっ面が可愛くて」

少し、自分の言った言葉にドキリとしてしまった。
こんなこと、よく馬鹿にするときに使う言葉なのに、何で今はこんなにドキドキするんだろう。


22 : ◆06NY4sFIG.:2008/08/30(土) 19:14:12
川 ゚ -゚)「……」

対する先生も、何故か無言だった。
妙な沈黙が流れる。
この空気の中、僕の心臓はラッパを吹くばかり。
ああ、早く先生、何か言ってください。何だか変な気分です。

川 ゚ -゚)「…冗談も程ほどにしろ」

ようやく口を開いたとき、そう言って僕の頭をこつんとグーで小突いた。

( ^ω^)「…冗談じゃねーおwww」

何故僕は、こんなことを口走っているんだろうか。
口は笑ってるけど、心の中は未だドキドキと叫んでいるのに。
一体、僕はどうしたんだろうか。

川 ゚ -゚)「もういいから、早く描け」

( ^ω^)「サーイエッサー」


23 : ◆06NY4sFIG.:2008/08/30(土) 19:14:51
妙な気分だ。
先生の微笑を見てからというもの、どこか僕はおかしい。
昨日までは普通に接していられたのに、胸が熱くなってくるのだ。

( ^ω^)(あ)

そこで僕はようやく気づくことになる。

( ^ω^)(なんてこったい…)

僕は先生に惚れてしまったのだ。


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[ 2008/09/05 00:51 ] 夏祭りまとめ | TB(-) | CM(0)

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