ブーンミコ酢 ブーン系過去作まとめ

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( ^ω^)が某宗教団体に復讐するようです

3 名前: ◆6ggYSC7nV2 :2007/08/17(金) 23:19:32.36 ID:638hMOddO
 ある日、内藤がよく利用していた大型掲示板のトップページにある異変が起きていた。
トップページに掲載されている画像に描かれていた壺が割れている。

( ^ω^)「ひろゆきがまた馬鹿やってるおw」

内藤は何気なくその画像を見つめていた。すると、画像が切り変わり、ある文章が表示された。

――あなたの2ちゃんねるアクセス時間が40,000時間を越えました。48時間の猶予の後、あなたはある施設に入って頂きますです。。。――

( ^ω^)「テラワロスwwwwこれでスレたてるおwwww」

トップページが凄いことになったwwwww
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2005/08/16(月) 21:10:22.54 ID:YN4G5er0O
壺割れて、変な文章が出たwwwwwww

2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2005/08/16(月) 21:10:22.54 ID:tgjajmwgt
2get

3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2005/08/16(月) 21:10:22.54 ID:TG.AamGKTP
釣り乙

( ^ω^)「あっ落ちたお…まあ、いいおwそれよりおっぱいうpだお」

内藤はそれを気にも止めずにまた、普段通りの生活をはじめた。




5 名前: ◆6ggYSC7nV2 :2007/08/17(金) 23:22:18.26 ID:638hMOddO
 二日後の9時過ぎ、内藤は漫画雑誌を買いに近場のコンビニへ出かけた。最近内藤が外出する、唯一の機会である。

( ^ω^)「うはwwwwテニヌwwwwww」

帰り道に内藤はある格闘技をモチーフにしたSF漫画を読むのが習わしとなっていた。

 その時、外出した後からずっと内藤をつけていた黒いワゴン車に内藤は気付いた。
そのワゴン車が内藤の横につけた瞬間、ぷしゅっ、と気の抜けた音がなり内藤は気を失った。


 唐突に目が覚めた。内藤の目の前には、たらこが肌色の壁に浮いている。しばらくぼーっとその不思議なたらこを見つめいると、そのたらこは形をかえていく。

「内藤君、内藤君」

(;^ω^)「たらこが喋ったお!!」

よく見ると、その不思議なたらこは唇であった。その持ち主は内藤もよく知る人物であった。

(;^ω^)「ひろゆき!!」

「あっ、一応知ってるんだ。じゃ、48時間経過したんで、アンダーグラウンドに行ってもらいますです。。。」

( ^ω^)「ちょっwイミフwwwwうはwwwおkwwww」

ぷしゅっ、と以前聞いた音を耳にして内藤はまた気絶した。


 鋭い頬の痛みと共に、内藤は目を覚ました。





8 名前: ◆6ggYSC7nV2 :2007/08/17(金) 23:26:12.44 ID:638hMOddO
(´・ω・`)「あっ、起きた?」

見知らぬ人物が平手打ちをしかけた左手を止めていた。風圧が内藤の顔を撫でる。

(#^ω^)「誰だ!?」

小気味良い音と共に右から衝撃を受けた。内藤の口に血の味が広がり、右頬も熱をもち始める。

(´・ω・`)「疑問文に疑問文で(ry」
(#^ω^#)「すいません。起きました」
(´・ω・`)「よろしい。混乱しているだろうから、3つまで質問を許す」
(;^ω^)「え、3つですか?」
(´・ω・`)「ああ、現在は2つになったがな」
(;^ω^)「ちょっwwwww」

目の前の男が左手を動かすのを見て、内藤は黙りむ。しばらく、混乱する頭を抱えて内藤は質問を考えた。5分程の後、内藤は質問を発した。
(;^ω^)「こ、ここはどこだお?」

(´・ω・`)「アンダーグラウンド。2ちゃんねるの秘密組織だ。お前はそこに加入してもらう。」
(;^ω^)「ちょっwなんだお?アンダーグラウンドって!大体、なんで僕なんだお?」
(´・ω・`)「質問の数がオーバーしてるが、まぁ、多目に見よう。」

男は手近なイスに腰を下ろし語り始めた。




9 名前: ◆6ggYSC7nV2 :2007/08/17(金) 23:30:03.60 ID:638hMOddO
(´・ω・`)「名乗るのが遅れたが私のコードネームはマスターだ。
君はよく2ちゃんねるを利用しているね。それならば、この社会の汚い部分を一般人よりも知っているはずだ。そこで、VIPであるスレッドが建った。
俺たちで秘密組織つくらね?というスレタイだった。そのスレの>>1が安価で決めたのがこのアンダーグラウンドという組織だ
。まぁ、>>1は現在、組織を抜けて駅のホームでガムをつける仕事をしているがな。
その後、代表は安価でひろゆきになった」
男は長いため息をつくと、再び語りだした。
(´・ω・`)「さて、話の続きだが、アンダーグラウンドの活動内容についてだ。簡単に言えば、義賊だと思ってくれ。五右衛門が近いな。」
( ^ω^)「ヤエちゃんは僕の嫁だお。ハァハァ」
(´・ω・`)「ぶち殺すぞ」
(;^ω^)「……………」
(´・ω・`)「悪党から稼いだ金を奪い、潰す。目には目を、歯には歯を、ハムラビ法典。まぁ、これは誤解らしいんだが。実際は(ry」
(;^ω^)「で、でも、なんでヒキオタの僕なんだお!」



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/17(金) 23:32:42.96 ID:638hMOddO
(´・ω・`)「ヒキオタ、NEET、童貞だからだ。君のような人間が消えたところで誰が心配するんだ?」
(;^ω^)「………」
(´・ω・`)「無論、君はここで訓練される。脱落すれば、縛りつけて目の前に猫がいるのに触らせない拷問を受け殺されるだろう」
(;^ω^)「それは嫌だお。童貞のまま死にたくないお…」
(´・ω・`)「君の答えを聞こうか。この組織、アンダーグラウンドに君は入隊するかい?」
(;^ω^)「入るお…」
(´・ω・`)「よろしい。今日から君は内藤ホライズンではなくなる。コードネーム、ブーンだ」


 それから、2年の月日が流れた。
その間、内藤は言語を絶する訓練を受けた。
格闘術、銃の扱い、暗号の解き方、Tシャツを綺麗にたたむ裏技などその訓練は多岐に渡った。
他の同期が訓練中に何人も脱落し消えていった。
ある者は、ジャンプの距離が足りず針に落ち、ある者は、ジャンプには成功したがその直後ダメージをくらいティウンティウン。1UPを取ろうとしてティウンティウンした馬鹿もいた。
しかし、内藤は決して脱落しなかった。
内藤の生き抜くという目標に加え、同期で内藤が始めて恋仲になったコードネーム、ツンという女性の存在が大きかった。


11 名前: ◆6ggYSC7nV2 :2007/08/17(金) 23:35:42.57 ID:638hMOddO
ある日、内藤はツンと共にマスターの部屋へ呼ばれた。

( ^ω^)「マスター、用かお?」

(´・ω・`)「ブーン、ツン。君たちは、今期の訓練生の中でも特に出来がいい。よって、君たちの先輩にあたるやる夫の抜けた穴を二人で埋めてもらいたい。」

ξ*゜⊿゜)ξ( ^ω^)「はいっ」

(´・ω・`)「今日から、君たちは訓練生ではない。アンダーグラウンドの者として、失敗は許されない。責任ある行動をとる様に」
ξ*゜⊿゜)ξ( ^ω^)「はいっ!!」

(´・ω・`)「下がってよろしい」

内藤とツンが部屋を出たあと、マスターはそっと呟いた。

(´・ω・`)「…カップルはヌーに突進されて死ね」


その日の内に、内藤とツンは住み慣れたアンダーグラウンド訓練施設兼本部からある都市のマンションに移された。
その晩、ツンは内藤の部屋を訪れていた。






13 名前: ◆6ggYSC7nV2 :2007/08/17(金) 23:39:53.26 ID:638hMOddO
ξ*゜⊿゜)ξ「ブーン」
( ^ω^)「ツンかお?何か用かお?」
ξ*゜⊿゜)ξ「べっ、別にちょっとご飯つくり過ぎたからアンタにあげるだけよ」
( ^ω^)「ありがてぇwありがてぇwwww」
ξ*゜⊿゜)ξ「入るわよ」
( ^ω^)「おkw」
内藤がツンの作った料理を食べ終わった時、自然とツンが内藤隣へと寄ってきた。
内藤は激しい訓練で逞しく豹変した腕でツンを自らの方へ引き寄せた。
甘い女の香りが内藤の鼻腔を擽る。
内藤はツンの唇へ唇を重ねた。
ツンの唇は、人の物とは思えない程柔らかかった。
( ^ω^)「ツン、好きだお。愛してるお」
ξ*゜⊿゜)ξ「…うん」

その晩、遅くまで二人は愛を確かめあった。


 それからは、アンダーグラウンドに入れられる前のような生活が続いた。ただ、一つ違うとすればツンがいる。

マンションについて3週間後の昼に電話がなった。
(´・ω・`)「やらないか?」
(;^ω^)「うほっ」
(´・ω・`)「いい男」
(;^ω^)「アーッ!」

内藤は暗号で応答した。


14 名前: ◆6ggYSC7nV2 :2007/08/17(金) 23:43:21.10 ID:638hMOddO
(´・ω・`)「やぁ、ブーン。明日の晩、ツンと一緒にある人物を消去して欲しい。その際、使用する車はマンションの駐車場に停めてある。ナンバーは、かの**-**だ。その中に今回消去の対象となる人物のデータや写真もあるからよく見ておく様に。何か質問はあるか?」
( ^ω^)「ないお。…あのマスター」
(´・ω・`)「なんだ?」
( ^ω^)「俺この仕事がすんだら結婚するんだ!」
(´・ω・`)「最大限に苦しんで死ね!以上」
マスターからの電話は途切れた。
内藤はツンを呼び出し、マンションの地下駐車場へと向かう。沢山の車のなか一台を探しだした。鍵はかかっていなかった。
その車の中から、大きい茶封筒を見つけ鍵を閉めて内藤の部屋に戻った。
封を開けると3枚の写真と1枚の文章が出てきた。


15 名前: ◆6ggYSC7nV2 :2007/08/17(金) 23:47:05.19 ID:638hMOddO
―――前略、中略、後略、ps.草加の池口犬作を消去せよ。
た。明日午後一○時に彼の人物が最寄りのバー、バーボンハウスに行くとの情報が入った。た。数人が警護についている模様。た。た。
様々なデータを検証した結果、ツンが消去をブーンはバックアップにまわれ。た。拳銃の使用を許可する。た。失敗は許されない。幸運を祈る。ネクストコナンズヒントゥ!!!たぬき―――
写真には、80近いエラのはった男が様々な角度から写っていた。

( ^ω^)「ツン、出来るかお?なんなら僕がかわるお」
ξ*゜⊿゜)ξ「…大丈夫。やるわ」
( ^ω^)「そうかお。じゃ、準備するお」

その後、二人は各自の部屋に戻り、拳銃の清掃点検を始めた。
内藤はソファーをひっくり返して、底板を外して木箱を取り出した。
蓋を開けると、H&K Mk.23 と.45ACP弾薬が200発程入っていた。
訓練終了の時に選んだ拳銃だ。
ソーコムと言った方が分かりやすいだろう。
25㎝近い全長にLAMまでつけた重さは2㎏に近い。
頼もしい重さだ。
45口径という絶大なパワーに加え、ある段ボールに隠れる変態がよく利用するのが内藤が選んだ理由だった。




20 名前: ◆6ggYSC7nV2 :2007/08/17(金) 23:49:55.02 ID:638hMOddO
12発入るマガジンに手詰めする。3本に入れ終わり、拳銃を簡単に分解して清掃する。
再び組み立てると、ベッドのマットレスの間に転がるエロ本とともに隠す。

次の日の晩、二人はバーボンハウスに程近い寂れた路地に車を停め待機していた。

( ^ω^)「うはwwwwwみwなwぎwってwきwたwww」
ξ*゜⊿゜)ξ「馬鹿〃〃」
二人でじゃれていると今回の目標と取り巻きが現れた。
二人は出来るだけ体を屈め、車載カメラから映る映像で確認した。

(;^ω^)「間違いないお」
ξ*゜⊿゜)ξ「えぇ」
(;^ω^)「何かいってるお」
酒が入っているらしく、顔を赤らめた老人が語気を荒げて言っている。

「…私は大統領であり…神……………」
(;^ω^)「距離が遠くて聞こえないお」

3人のエラがはった取り巻きはどうやら警護のようだ。仕切りにその老人を称えているようだが、妙な訛りがある。

<ヽ`∀´>A「そうニダ」
<ヽ`∀´>B「マンセー」
<ヽ`∀´>C「ニダニダ」




23 名前: ◆6ggYSC7nV2 :2007/08/17(金) 23:52:59.01 ID:638hMOddO
距離はまだ70m程ある。
ツンは小口径のベレッタM1934を準備していた。
ベージュの目立たないブラウスの中のガンホルダーにベレッタを入れた。
ツンは小柄のため予備のマガジンを入れると目立つので、携行出来ないのが少し不安な様だ。
頻りに、掌を開いたり閉じたりしている。

距離が50m程になった。

(;^ω^)「そろそろやるお」
ξ;゜⊿゜)ξ「…えぇ」

ツンと内藤は車から降りた。二人寄り添って歩く。ツンの鼓動が此方にまで伝わり、握った手は汗ばんでいた。
目標の30m前まで近づいた。

( ^ω^)「じゃ、ここらでばいばいだお」

ξ*゜⊿゜)ξ「…えぇ。じゃまた」

内藤は立ち止まって言う。ツンは内藤から離れて目標に向かって歩きだした。内藤は見送るフリをする。

ツンが対象を通り越した瞬間、ブラウスの内側から素早くベレッタを抜き出した。内藤は何時でもソーコムを抜ける様にしている。

<ヽ`∀´>B「危ないニダ!!」


25 名前: ◆6ggYSC7nV2 :2007/08/17(金) 23:55:48.81 ID:638hMOddO
 ツンは動揺して、トリガーを引いた。銃弾は虚しくも空を切る。排莢から薬莢の空が飛び出る。

<ヽ`∀´>A、C「アイゴー!!」

いつの間にか抜き出したコルトカバメントからそれぞれ発射される。爆発音と共に火箭が50cmほど伸びる。弾丸はツンの腹部に当たった。ツンの小柄は軽自動車が追突でもしたかのように飛んだ。
ツンの体がはスローモーションのようにゆっくりと沈む。
目標を押し倒して覆い被さっていたBが内藤にコルトガバメントを向ける。
内藤は呆然としながらも、角に素早く転がり込む。
また、爆発音が響いた。
内藤は角に体を隠して様子を伺う。
Bは内藤に牽制発泡しながら、ACが目標を抱えて走っていく。
内藤も何発か打ち返したが、距離はすでに80mを越えていた。
目標が見えなくなり、内藤はツンに駆けよった。
(;^ω^)「ツン、大丈夫かお!?」
ξ-⊿-)ξ「…ぅっ…」

遠くでパトカーのサイレンが聞こえた。
内藤はツンを抱え上げて、車へと走る。
バックレストを下げ、助手席にツンを載せた内藤は車を出した。


26 名前: ◆6ggYSC7nV2 :2007/08/17(金) 23:58:25.78 ID:638hMOddO
本部の医療センターへ車を急がせる間、片手でツンの腹部から止めどなく流れる血を止血しようとする。
血は中々止まらず、ツンの顔が青ざめてくる。
(;^ω^)「ツン!ツン!大丈夫だお!すぐ病院につくお!」
ξ-⊿-)ξ「…ブーン…怖い…よ…死ぬ…のかな…」
(;^ω^)「絶対、死なないお!」

実際、あの至近距離でコルトカバメントを受けて生きている方が奇跡だった。ツンの体にはどんぶり鉢程の穴が空いているだろう。
だが、内藤はそれを信じることは出来なかった。

(;^ω^)「そうだお!ツン!結婚しよう!」
ξ-⊿-)ξ「…うん…ブーン…好きだよ…」
(;^ω^)「僕もだお!愛してるお!」
医療センターまでの道のりの中内藤は必死に励まし続けた。

到着した内藤はツンを医療センターに運び込んだ。待機していた医者が直ぐさまツンを手術室に入れる。内藤は控え室のソファーに祈るように座り込んだ。
ツンの血で内藤は染まっていた。

どのくらいの時間が経過したか、分からない。その間内藤は無心に名も知らぬ神々に祈り続けた。


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/18(土) 00:01:26.41 ID:E4FHxZOHO
(´・ω・`)「ブーン。話がある」
マスターがいつの間にか内藤の前に立っていた。

(;^ω^)「ツンが危ないのにそれどころじゃないお!!!」

マスターは長いため息と共に吐き出した。
(´・ω・`)「その話なんだ…ツンは先ほど職務を全うした」
(;^ω^)「どういう意味だお!?」
内藤は分かりきっていたが、尋ね返さずにはいられなかった。
(´・ω・`)「ツンは死んだ」

立ち上がった内藤はマスターの胸ぐらを掴んだ。
(#^ω^)「嘘を言うなお!!あんなに元気だったお!!」

確かに、ツンは医療センターにつくまで懸命に戦っていた。意識もあった。
それは内藤にとってツンの死を否定するのに十分だった。
(´・ω・`)「すまない」
内藤はマスターを掴んだ手を話、手術室に飛ぶように駆け出した。

(;^ω^)「ツン!!ツン!!」
内藤の目の前には、ツンの姿があった。青ざめてはいるが、その表情は安らかであった。

(;^ω^)「……………」


28 名前: ◆6ggYSC7nV2 :2007/08/18(土) 00:04:13.50 ID:E4FHxZOHO
内藤は涙が出なかった。手足に汗が滲み、腰がダルくなった。下腹部にしこりが出来、そのしこりが胸や頭を縦横に駆け巡る。
泣くという行為はストレスを溶かす。
泣けないというのは不幸だ。内藤はツンの死という多大なストレスに無防備のまま晒されていた。

マスターが内藤の肩に手をかけた。

(´・ω・`)「ツンは勇敢だった。彼女は最後まで耐えぬいた。決して命という生物に与えられた賜り物を投げ出さなかった」

内藤はいつまでも動かぬまま、ツンを見つめ続けた。

その後、内藤は気絶するように寝込んだ。起きては水だけを接種して、また寝込む。夢さえ見ない無の状態で2週間が過ぎた。
マスターの指示で内藤が寝ている間に点滴は射たれていたが、内藤はみるみる痩せ細っていった。

内藤が何時間ぶりかに目を醒ますと、マスターがいた。

(´・ω・`)「ツンの遺体は荼毘に臥された。遺骨は保管されている。君に任せる」


29 名前: ◆6ggYSC7nV2 :2007/08/18(土) 00:07:16.80 ID:E4FHxZOHO
(ヽ^ω^)「お墓の前で泣いたってツンはいないお…千の風にも、鳥にもならないお…ツンは無になったんだお…」

(´・ω・`)「それは違う。ツンはブーンや私の記憶にいる。たった1500gぽっちの灰色の脂質の塊が起こす電気信号だが、ツンは少なくともまだ存在している。それが、後何年かは知らない。
しかし、彼女は幸せだ。彼女は、愛し愛された君の記憶にいる。生物の中で、人間にのみ許された至上の喜びだと思う」


(ヽ^ω^)「…僕はどうすればいいんだお…」

(´・ω・`)「私が決めることではない。君が決めることだ。ロマンチシズムに浸るのもいいし、宗教に救いを求めてもいい。
君がそうなったとしても、私は君が弱い人間だとは思わない」

(ヽ^ω^)「…ツンを殺した奴らを殺したいお…」

内藤は胸の奥底にあった塊を吐き出すように言った。

(´・ω・`)「そうかい。そう思うならすればいい。人間は時として理性よりも感情で動くものだ。
私はそれが良いとも悪いともいわない。私には君に計算的に道徳を説く気も、宗教的信仰もないからな」

(ヽ^ω^)「…ありがとうだお…」

その後の内藤ホライズンを知るものは誰もいない。
[ 2008/03/03 20:42 ] 短編まとめ | TB(0) | CM(0)

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