ブーンミコ酢 ブーン系過去作まとめ

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('A`)はきっと告白するようです 前編

1:M◆0ED/DArWzw
01/28(月) 16:10 oBLjgmRqO

暗闇に包まれた、夜の時間。
受け取り方は個人別々だが、いつもなら、ドクオはこの時間、家でパソコンを弄っている時間。
しかし、ドクオは外で、じっと、待っている。
誰を待つかなんてのは、察する事さえできる。

ドクオは、決意していた事がある。


(今日の事が失敗に終わったら、もう、夢を見るのは止めよう。)


ドクオが待ち続ける相手。
それは、ドクオから見れば単純に、"運命の人"という人物。
その人は、まだ来ない。




どうして、そうなったのか。
そこから、話す必要がある。








('A`)はきっと告白するようです。


2:M◆0ED/DArWzw
01/28(月) 16:32 oBLjgmRqO

さかのぼる事数ヶ月前の夏。
ドクオは、学校にいた。


( ゚Д゚)「さぁお前等!明日は、遂に待ちに待った長期休暇!言わば、夏休みだ!!!」


クラス内は活気に満ちた表情で、ざわざわと騒ぎ始める。

「遂に来たんだぞぉぉぉぉぉぉ!!」
と大声を発する者、
「お前等落ち着けww」
と冷静ながらもwktkを期待する者、色々いる。
挙げればキリが無い。
その中に、ドクオはいた。


('A`)(別に…俺にはそう関係なさそうな話だな…)


ドクオには彼女はいない。
そして、本人自身必要ともしていない。
何故なら、ドクオ自身わかっていたからだ。
…モテないのだ。
彼女ができるのは、よっぽどしつこい男か、単なるイケ面の2種類ある、そう思っているからだ。

だが、ドクオにだって友人の1人や2人はいる。
クラスには必ずいるであろう、所謂[デブ]と、クラスには稀にいる、[何でも屋]みたいな男。


( ^ω^)「ドクオ!何をそんなしょぼくれてるんだお!!もっと喜べお!」

察しの通り、この人物は[内藤ホライゾン]。


('A`)「よぉ、ブーン。相変わらずのはっちゃけ振りだな。…ダイエットする時間が増えてよかったじゃないか」

( ^ω^)「なかなか攻め具合が半端じゃないお…!」


あだ名は、ブーン。


(´・ω・`)「まぁまぁ、そう焦らない事さ。此処で全体力を使うのは、如何なものだい?」


この男が、所謂[何でも屋]。
ドクオは本名は知らず、入学式から[ショボン]と呼んでいる。


('A`)「ショボンの言う通りだ。31日まで体が保たなくなるぞ?その体質じゃあな」

( ^ω^)「いっぺん、お前とは決着をつけなければと思っていたお…丁度良い!此処で潰してくれよう!」

('A`)「ふっ…返り討ちにしてくれるわコワッパめ!!」

(´・ω・`)「…君達、人の話聞いてないでしょ?」


ショボンがさり気ないツッコミを入れた後、担任の言葉は、尽きなかった。
それを言い替えれば、"生徒を絶望の底に落とす"兵器。


( ゚Д゚)「…お前等、忘れて無いよなぁ?宿題だってあるんだぞー!」


その言葉を聞いた生徒全員が、活気に満ちたクラスが、まるで氷河期でも来た様な静けさになった。


('A`)「(…はっちゃけなくて、よかったよかった…)」


ドクオが一安心すると、隣りにいたデブは凍り付いていた。

3:M◆0ED/DArWzw
01/28(月) 16:52 oBLjgmRqO

( ^ω^)「えっ…ちょ…」


言葉も上手く出ない程、絶望に満ちたのか、立ち尽くすしか無かったブーン。


( ゚Д゚)「…といっても、漢字の練習位しかないがな!」


その言葉を聞いた生徒は、さっきまでの静けさは何処へやら。
活気が更に熱くなる。


( ^ω^)「よっしゃぁぁぁぁ!!10分ありゃ終わるじゃないかお!!!こいつは勝った!」

(´・ω・`)「凄いね…ここまでテンションを上げ下げ出来るとは…」

('A`)「あぁ。9月の式で、やつれた奴が何人出てくるか楽しみだ」

(´・ω・`)「それは期待できるね」


クスクスと笑いながら返答したショボン。
担任は、最後に言った。


( ゚Д゚)「あー…言い忘れてた。今日、転入生が来るぞ!」


その言葉を聞いた生徒は、まず始めに、
「女子ですか!!」
と質問した。

( ゚Д゚)「安心しろマセガキ共!女だぞ!」

その瞬間、クラスが騒ぎ出す。


(´・ω・`)「…こんな日に、転入生とは…なかなか無い話だよね?」

('A`)「…まぁ、何かの都合でもあるんじゃないのか?」

(´・ω・`)「謎の転校生みたいだね」

('A`)「それとはまた違うんじゃないのか?」


その転校生が超能力者じゃあるまい。


ξ゚?゚)ξ「ブーン!」

( ^ω^)「お?」

ξ゚?゚)ξ「バーカ!!」

(;^ω^)「えっ…えぇ~…」


(´・ω・`)「ブーン、まただね」

('A`)「全く…あいつもどん臭いなぁ…まだ察しないのか?」

(´・ω・`)「そうみたいだね」

('A`)「ま、ツンの場合…性格にも問題があるからな。何とも言えんだろうが」

(´・ω・`)「しかし…ブーンも、転校生が女と聞いた時の、あの嬉し様…馬鹿なの?」

('A`)「あぁ、馬鹿だ」


そんな会話をしている内に、担任は話を進める。


( ゚Д゚)「よし、さ、入れ!」


ガラッ、というドアを引く音が聞こえる。


(´・ω・`)「さ…噂の転校生のお出ましだよ」

('A`)「あぁ。一体どんな面…」


ドクオは、発言を中断し、口を動かさない。


(´・ω・`)「…どうしたの?」

('A`)「…俺の目が…腐ったんだろ…多分」


ドクオは、何故かその姿を知っていた。


(´・ω・`)「何、知り合い?」

('A`)「…前の学校の、友人だ…」

(´・ω・`)「…フラグが見える…」

4:M◆0ED/DArWzw
01/28(月) 17:07 oBLjgmRqO

(;'A`)「ふっ…フラグとか言うな!そういう関係にあるわけじゃないんだ!!」

(´・ω・`)「ほう…?」

(;'A`)「ちょ…何勘違い…そんな疑い深い目で見ないでよ…」



( ゚Д゚)「じゃ、自己紹介してもらえる?」

川 ゚ -゚)「素直クールです」



(´・ω・`)「…で、どういう仲だったの?」

(;'A`)「どうって…別に、普通の普通…」

(´・ω・`)「彼女かい?」

(;'A`)「まさか。そんな領域じゃないやい。ただの会話する位さ」

(´・ω・`)「ほう…」

(;'A`)「ちょ…ホントだってば…」

(´・ω・`)「僕というのがありながら君は…」

('A`)「それは無い」

(´・ω・`)「チッ」



川 ゚ -゚)「久しいなドクオ」

(;´・ω・`)(;'A`)「!?」


二人は振り向き、姿を確認する。


(;´・ω・`)「(いつの間に…)」

(;'A`)「お…おう、久し振りだな…(何時からいたんだ?)」

川 ゚ -゚)「『それは無い』から居たぞ?」

(;'A`)「(読まれた!)」

(;´・ω・`)「ま…まぁ、僕はショボン。よろしく」

川 ゚ -゚)「私はクーだ。よろしく」

(;'A`)「呑気に挨拶してる場合かよ…」


等と言っていると、担任はいつの間にか帰りのHRを始めていた。


( ゚Д゚)「…以上、解散!」



その言葉を聞いて、一斉に走り出す生徒。
その姿はまるで小学生。


(´・ω・`)「取り敢えず、ブーンもツンと帰っちゃったし、僕達も行こうか」

('A`)「それもそうだな。じゃな、クー」

川 ゚ -゚)「あぁ、またな」


3人はそれぞれ、別道で帰って行った。
…その帰宅途中。


('A`)「(そういえば、何でクーはこっちに来たんだ?親の何かでか?)」


そんな疑いをもちながら、ドクオは帰った。

8:M◆0ED/DArWzw
01/28(月) 21:24 oBLjgmRqO

('A`)「ただいm…っても、誰もいないとな…」


母は病死、父は行方不明。
何処にいるのかわからぬ父から、毎月100万の仕送り。
そんな中、ドクオは過ごしている。


('A`)「さて…と」


ドクオの、現実回避の手助けとなるパソコンを起動させ、時間経過を待つ。
この裕福な時間は、起動して数秒後に消えた。


<ピンポーン>


誰かが、インターホンを押したのか。
家中に響く鐘の音。


('A`)「ったく…誰だ?タイミングの悪いKYは…」


パソコンの前に座っていたドクオは、ゆっくりと重い腰を上げ、玄関に向かう。


('A`)「(どーせ配達か何かだろ…)」


玄関に辿り着き、ドアを開ける。
そこには、いつものデブがいた。


( ^ω^)「おいすー」

('A`)「なんだ…こんな終業式後の真っ昼間に…」

( ^ω^)「実は、良い知らせと悪い知らせがあるお」

('A`)「…良いやつは?」

( ^ω^)「ツンとクーが、プールに行くらしいお。…市民プールだけど」

('A`)「こんな暑い夏に、ようやるよ…」


その時、ドクオの思考回路が、悪い方向に進むと案じた。

( ^ω^)「で、悪い知らせが…」

('A`)「俺はパス」

( ^ω^)「…何故わかったお」

('A`)「友人、夏、プール、そうきて、何か思わないか?」

( ^ω^)「…?」

('A`)「ヒント…友人には俺達が入る」

( ^ω^)「…ナンパ防止?」

('A`)「違う!もっと初歩的な事だ!」

( ^ω^)「…着替えかお?」

('A`)「お前位しかしないだろ!もっと前だ!!」

( ^ω^)「…ま…まさか…そんな…」


ブーンは財布を確認する。
給料が出たばっかりのブーンには、優雅な金額が携わっている。


('A`)「…わかったようだな」

10:M◆0ED/DArWzw
01/28(月) 23:34 oBLjgmRqO

(;^ω^)「しかし…あの二人がかお?」

('A`)「騙されるな!それは表の、仮の姿!裏の真の姿は、俺達の金を狙う悪魔!」

(;^ω^)「!」

('A`)「いいか?男には、女に優しくするという、誰も決めていない男性本能的な義務がある!しかし!そこを上手く利用してくるのが女であり、悪夢!」

(;^ω^)「しかし疑い深いお!」

('A`)「ならば、お前で例えてやろう。お前には、二次元ながら嫁がいる。その嫁に好意を示すには、何をする?」

(;^ω^)「そりゃ優しくするお」

('A`)「ならば、その嫁が『あれ買って』と言ったらどうする?」

(;^ω^)「買ってやるに決まって…はっ!!」

('A`)「そう、女は、最初は姿を隠す羊であり、相手を調査、把握した時点で攻撃態勢をとる!ツンにしたってクーにしたって、俺達との交流は少なからず長いものだ!俺達が利用範囲内と判定したんだ!」

(;^ω^)「んなバナナ…」

('A`)「案ずるな!まだ負けたわけでも勝ったわけでもない!」

(;^ω^)「正気かお!行かないなんて言ったら、鉄拳喰らうハメになりかねないお!」

(;'A`)「…くっ…そうだったな…。相手は、1枚上手…という訳だ…」

(;^ω^)「…」

('A`)「だが…金を持たなければ勝てる」

( ^ω^)「!」

('A`)「必要最低限の額…2000円以内ならば、俺達は勝てる!」

( ^ω^)「そうかお…!わかったお!じゃあ、明日の10時に此処で待っててお!」

('A`)「…!おい…10時って」

( ^ω^)「バイビ~」


ブーンは話を聞かぬまま去ってしまった。
ドクオは、そんな午前中に行く理由もわからず、家に戻った。

11:M◆0ED/DArWzw
01/29(火) 00:50 tPt4THXmO

<ピンポーン>


第二の客人が到来した。
今度は誰かとばかりに扉を開けた。


(´・ω・`)「やぁ」

('A`)「なんだお前か」

(´・ω・`)「明日さ…」

('A`)「パス」

(´・ω・`)「…行くくせに」

('A`)「…お前もか」


ショボンは黙って頷く。


(´・ω・`)「ブーンは大丈夫なのかい?」

('A`)「あぁ。最低限の額を用意すればいいと言っといた」

(´・ω・`)「それはよかった」

('A`)「で、お前は?」

(´・ω・`)「いや、この事を伝えに来ただけだが…大丈夫みたいだね」

('A`)「あぁ…そういえば、10時って早過ぎないか?」

(´・ω・`)「午後にカラオケ行くらしいよ」

('A`)「なるほど…2000円と言っといて正解だった」

(´・ω・`)「ブーンにかい?」

('A`)「あぁ…あいつの事だ。すぐに金を離し兼ねない」

[ 2008/08/13 18:51 ] 短編まとめ | TB(-) | CM(0)

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