ブーンミコ酢 ブーン系過去作まとめ

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('A`)は寂しかったようです

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 20:31:52.03 ID:vvy8tVkxO


('A`) にゃー

彼は黒猫のドクオ。
誰もドクオの存在なんて、覚えていません。
ドクオの寝床の近所の人も、ドクオの近所に住む野良猫も。
誰一人として、ドクオのことなんて覚えていませんでした。

だけどそれは、当然と言っても良いことです。
ドクオ自体が喋ることを好きではないし、人前に出るのも嫌いだからです。



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 20:33:14.95 ID:vvy8tVkxO


しかし、そんな彼にも友達が出来ました。

(*゚ー゚) にゃー

最近良く見るようになった、綺麗な毛並みの白猫です。

名前をしぃと言いました。

(*゚ー゚) それでね……

('A`) うん

ドクオは最初こそ、面倒でまともに返事もしませんでしたが、それでも延々と話続けるしぃに、いつの間にか心を開き、相槌を打つようになりました。


34 名前:>>33ミス:2008/06/28(土) 20:35:30.36 ID:vvy8tVkxO

(*゚ー゚) 家はね……

('A`) へえ

飼い猫であるしぃは毛並みが凄く綺麗で、とても可愛い白猫でした。
それの隣にいる自分は…

('A`) ウツダシノウ…

その見ず簿らしい姿はとても酷いものがありました。

そんな自分と、とても綺麗なしぃ。
自分達は一緒にいてもいいのか?と一晩中葛藤したことも、多々ありました。


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 20:35:52.97 ID:vvy8tVkxO


そんなこともお構い無しに、しぃは朝早くにドクオの元へやって来て、日が暮れると帰り。
そして夜が深くなるとまたドクオの元を訪れました。

ずっとずっと、長い長い1日を二人は二人で過ごしました。

いつの間にか、

(*゚ー゚) またね

と言って帰るしぃに、ドクオは惹かれていて

('A`) またね

また次の日会うのが当然のようにお別れの挨拶をしていました。


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 20:36:18.90 ID:vvy8tVkxO


次第に喋ることも無くなり、しぃはドクオに寄り添ってぐだぐだとする日々が多くなりました。

そして、二人が出会ってから2ヶ月が経った時、二人は初めて関係を持ちました。
ドクオにとっても、しぃにとっても、それはお互いが望んだことなのに、徐々にそれは悩みの種へとなって行きます。



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 20:36:57.58 ID:vvy8tVkxO


('A`) もう、来なくてもいいよ

(*゚ー゚) え………?

('A`) 体を求め合うくらいなら、そんな関係いらない

(* ー ) そっ……か………

(* ー ) じゃ、またね…

('A`) ばいばい


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 20:37:23.71 ID:vvy8tVkxO


ドクオは初めて、しぃにバイバイと言いました。

ドクオは少し甘く見ていました、自分を。
明日もまた、しぃは来ると言う、きっとに包まれた安心感が彼を包んでいたからです。



――――その次の日からしぃは、ドクオの目の前に姿を現さなくなりました。


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 20:38:27.51 ID:vvy8tVkxO


初めの頃こそ、まだ怒っているんだ。と考え前向きに生活をしていましたが、半年近くそんな日々が続くとそんな希望も打ち崩れました。

この時からです、ドクオが頻繁に外出するようになったのは、

裏山まで、しぃが好きだと言ったマタタビを取りに行き、寝る。
しぃの喜ぶ顔を想像しながら、一人寂しく寝ます。


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 20:38:44.59 ID:vvy8tVkxO


その生活は、それからもずっと、ずっと続きました。

そんなある日、何時ものように新しいマタタビを取りに行きドクオが自宅に帰ってくると、家の中から声が聞こえます。

にゃー


それは、とても幼い声でした。とっても小さな子供の声。

('A`) どうしたんだろ…

疑問に思いながら、家へと戻ります。

そこには、白と黒のぶち模様の可愛い子猫がいました。

(´・ω・`) にゃーにゃー

('A`) 誰?どうしたの?


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 20:39:27.94 ID:vvy8tVkxO


ドクオが疑問を口に出すと、家の奥で何かがすっと動きます。

そこには、真っ白な綺麗な毛並を持った可愛い猫がいました。

('A`) しぃ……?

(*゚ー゚) ただいま、ドクオ



これからまたしばらく、ドクオの姿を覚えている者は少なくなりました。




42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 20:40:00.21 ID:vvy8tVkxO


昼下がりの公園。

(´・ω・`) にゃー

( ^ω^) にゃー

仲良く遊ぶ二匹の子猫。

その子猫を眺めながら、二匹の猫が寄り添ってそこにいました。

(*゚ー゚)'A`)





('A`)は寂しかったようです
end


[ 2008/07/29 17:07 ] 短編まとめ | TB(-) | CM(0)

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