ブーンミコ酢 ブーン系過去作まとめ

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ヒーロー演じる 第七話

83:◆XCUz.aHnWE
04/13(日) 00:10 X1nKKThT0

(;^ω^)「ロ、ロマネスクさん!?」

(;ФωФ)「来るな! ブーン。
       もう、私は……長くないだろう」

敵の凶弾により、倒れたロマネスク。
息も絶え絶えに、ブーンに言葉を掛ける。

(;ФωФ)「ブーン……必ず、必ずやつらの計画を阻止してくれ」

(;^ω^)「わかったお。
     敵は絶対にブーンが倒すお!!」

(;ФωФ)「……ブーン、お前はまだ若い。
       だが……もう少し落ち着いてくれ。
       倒すんじゃ、ない……阻s――」

言葉は途切れる。

(;;ω;)「ロマネスク――さん」

それから、ロマネスクが動くことは無かった。
静けさが辺りを包み、ブーンのすすり泣く声がただ聞こえる。





ノパ⊿゚)「はい、カーットだあぁああぁ!!」


84:◆XCUz.aHnWE
04/13(日) 00:11 X1nKKThT0

(#・∀・)「何でてめぇがカットしてんだ、ヒートォ!!」

ノハ#゚⊿゚)「熱くねぇんだよ、盛り上がらねぇんだよおおお!!
      もっと辺りをこう、ドカーンと爆発させようぜ」

(#・∀・)「金もないし時間もないのに勝手なことをてめぇこの」



撮影は急ピッチで進められていた。

( ФωФ)「これで私の出番は終わりか。
       ブーン、後は頼んだぞ」

( ^ω^)「あ、はいですお」

(;^ω^)(ロマネスクさんだけじゃないお。
     最近主要キャラがどんどんいなくなっている気がするお。
     やっぱり終わりが近いんだお)


その日、撮影が終わり、ブーンは外へ出た。

( ^ω^)「……綺麗な夕日だお」

橙に染まる大空。
ブーンは大きく手を伸ばし、それから重く息を吐いた。

85:◆XCUz.aHnWE
04/13(日) 00:11 X1nKKThT0

( ^ω^)(そういえば、今日の撮影)

ブーンは思い出していた。
ロマネスクの言っていた言葉。


敵を倒すんじゃない。


妙に引っ掛かった。

( ^ω^)(ひょっとしたら、これがジョルジュさんの言ってた答えかもしれないお)

本当のヒーローは何をするべきなのか。

敵を倒すんじゃない。

敵を倒すだけではヒーローとは呼べないのか。


なら、どうすればヒーローといえるのか。

(,, Д )「なぁ、少しいいか?」

突然話しかけられて、ブーンは顔を向ける。

相手の顔を見て、ブーンはハッとした。

(,,゚Д゚)「話したいことがあるんだ」

彼が再び現れたのだから。

86:◆XCUz.aHnWE
04/13(日) 00:12 X1nKKThT0

公園のベンチに二人は座った。

(,,゚Д゚)「懐かしいな。ここも」

ブーンがショボンを助けた公園。

ブーンとギコが会った公園でもある。

全ての始まりはこの公園だった。


( ^ω^)「……いったい今度は何のようだお?」

今のブーンはそれほど動揺してはいなかった。

(,,゚Д゚)「……この前モナーって奴の家で、お前見ただろ?
     俺の、まぁちょっとしたことでな、どたばたしてたこと」

局長の娘しぃがギコに向かって皿を投げているシーンが不意に思い浮かんだ。

( ^ω^)「あのときかお?
     そういえば何でお前はあそこにいたんだお?」

(,,゚Д゚)「あぁ、実はな――」

(,, Д )「――」

急にギコの顔が赤くなる。

87:◆XCUz.aHnWE
04/13(日) 00:12 X1nKKThT0

( ^ω^)「……恋人かお?」

(,,#゚Д゚)「ち、違えよゴルァ!!」

(,, Д )「ただちょっと、昔から近場に住んでいただけで、まだ告白したこともねぇ」

(,, Д )「……もうすぐ引っ越しちまうらしい」

ブーンの胸が痛んだ。
また一人、自分の行動の被害者が目の前に現れた。

( ω )「それは、ブーンのせいだお」

(,, Д )「いや、俺のせいさ。
     俺んちは貧乏だからよ、せめてしぃと会うとき恥ずかしくないように金貯めとこうって。
     だから金もってそうな奴狩って、金巻き上げて……」

(,, Д )「でも、こうなっちまった。
     大切なものが、遠ざかっちまう」


(,,;Д;)「俺、取り返しの付かないことしちまったんだ」

ギコのすすり泣く声。
力強くない、脆弱な声。
彼らしくない。ブーンの知ってる彼ではない。

彼は今、ブーンに素を見せているのだ。

88:◆XCUz.aHnWE
04/13(日) 00:13 X1nKKThT0

(,,;Д;)「俺にはもうどうしようもねぇ。
      仕方ねぇよな。自分でしでかしたことだ。
      でも、やっぱり失いたくねぇよ」

( ^ω^)「……」

ブーンは考えていた。

ギコは、いわば敵として現れていた。
少なくともこの公園で初めて出会ったときは。

それが、今は自分の前で悲しんでいる。

助けをもらいたがっている。

『本当のヒーローは何をするべきか』

例の質問。

( ^ω^)「それで、いったい何をしたいんだお?」

答えはまだ知らない。

(,,;Д;)「もし出来るなら、しぃに、別れをいいてぇ」

だからこれがオリジナルの――

( ^ω^)「わかったお。
     手を貸すお」

――自分の答え。

( ^ω^)「本当のヒーローは悲しむ人を助けるものだお」

[ 2008/05/25 00:31 ] 中篇まとめ | TB(0) | CM(0)

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